「観たいーー!」と常々思っていた『男たちの大和/YAMATO』(←公式HPにジャンプ!)を見て来ました♪
いやはや、壮大且つ壮絶な映画でした。
戦争はイカンなぁ。。
映画「ローレライ」を観た時もそう思ったけれど、戦争からは何も生まれない。
生まれるのは負の要素だけです。たとえ戦いに勝ったとしても。
大和の生き残りで、心に傷を持っている漁師を演じている仲代達矢さん。
さすが名優ですなぁ。 まだ戦闘態勢に入っている大和の映像を見てないのに、もう目がウルウルしてしまったぁ。
彼が最後に「何故、生き残ったのか?」という意味を見出せたのは救いでした。
ちょっと意外~。と思ったのは、主役級の反町隆史さんの役どころ。
普通だったら、大砲を撃つ班の班長あたりの役を充てそうですが、兵隊のご飯を作る炊事の班長なんですヮ。
確かに、「腹が減っては 戦は出来ぬ」ですわな。 大事な役所です。
それでいて、強くて優しくて逞しい男なのだ!
そして、注目は中村獅童さん。
熱い男です。こういう男の人が多かったんだろうなぁ。
恋人との別れのシーンは泣けるぞぉ~。
他にも豪華キャストで、長島一茂さんもなかなかの演技でございました。
団長~~!(渡哲也さん)は、軍服が似合い過ぎだし、艦長らしい身の振り方してる。
エイスケさん(By あぐり)の息子殿(山田純大さん)は益々、お父さん(杉良太郎さん)に似てきたし、演技も秀逸。
この映画に現代っ子の役で出てる、「ラストサムライ」で有名になった子役(義経の大河ドラマで頼朝の子ども時代も演じてた)の池松壮亮君も表現力に磨きがかかりました。
ゼロ戦の援護もなにもなく、大和だけでアメリカの攻撃に耐えて撃破せよとの無謀な指令。
見てられないくらい、悲惨な戦いでした。
だけど、現実にあった話なんですよね。
実際には、もっと悲惨だったのかも。。
目を逸らしてしまいそうだけど、日本人ならちゃんと観るべき映画じゃないかなと思う。
今も九州の南の海に沈んでいる「戦艦大和」
その調査映像が、エンドロール等で見れます。
船首にはちゃんと菊の御紋が。。。
昨年は太平洋戦争終戦60年の年でしたね。
男も女も心でしか泣けない時代だった。戦争は不毛です。断固反対!です。