「桑原征平のおもしろ京都検定」一昨日の番組ですが、茂山千三郎さんのお名前があがってたので見てみました。(京都テレビ)
関西にお住まいの方なら知る人ゾ知る、およそアナウンサーのイメージとは程遠いフリーアナウンサーの桑原征平さんが司会を勤めている番組のようです(はい、初めて見ました)
クイズ方式で問題が出されて、ゲストが答えるという仕組みでした。
そのゲストの中に千三郎さんの名前があったわけです。
他には、落語家の桂春菜さん(故:春蝶さんのご子息)と祗園の芸娘さんの梅嘉さん。
ちぃますか、番組HPみたら、「いっぺちゃん」や「もっぴぃ~」もゲスト回答者で出てるんだ。
こりゃ、来週から見逃さないようにしないとね。
で、今回、問題として出たのは。。(さあ、みなさんも挑戦してみてね♪)
答えは薄ピンクの文字で書いていますよん。
第1問
「ヤニコイ」この京ことばの意味は?
A.しつこい B.やっかい C.きたない D.こわれやすい
答え:D.こわれやすい
第2問
新京極通りにある誓願寺の石碑は、昔、庶民の味方でした。その役割とは?
答え:迷子の伝言板だった
第3問
この中で京都にない地名は?
A.地獄之閻魔町(じごくのえんまちょう)
B.天使突抜町(てんしつきぬけちょう)
C.悪王子町(あくおうじちょう)
答え:A.地獄之閻魔町
第4問
中大兄皇子と中臣(藤原)鎌足が大化の改新を話し合った屋敷(現:白峯神宮)で親密になった遊びとは?
A.かるた B.蹴鞠(けまり) C.サイコロ(双六)
答え:B.蹴鞠
第5問
平安時代の遊び「根合わせ」は、根をどのようにして競うのでしょう?
A.根と根を合わせて、二人勝負で引っ張り合う
B.根の長さを競う
C.根の枝分かれの数を競う
答え: B.根の長さを競う
と、こんな感じのクイズが飛び出して、「何となくそうかな~」と思うものあり、歴史ある京都の風習や言葉なんかが良く知れる番組になってました。
京都の町名は千三郎さんにだけ出された問題で、ばぶさんは「住みたい!」って事で、Bの「天使突抜町」を選んだのですが、あいにくの不正解。。
答えは「地獄之閻魔町」だったのですがね、どれもこれも「ありえない|」町名であり、驚きました。
他のふたつは、下京区に存在する町名だそうです。何か凄い名前だよねぇ。
今回は「遊」という字がキーワードになったわけだけど、この「遊」の字の意味は『ゆったりと歩く。思うように行動する』というのが、本来の意味だそうです。
ですので、良く使う言葉の「物見遊山(ものみゆさん)」には、ただ遊びに行くというよりは、「目的を持って遊びに行く。」と言う意味で使う言葉なんだそうですよ。
第4問の蹴鞠の話は、ばぶさん一人が正解してました。
ここって、蹴鞠大会が行われるので有名な神社ですものね。
「藤原なりみち」という御仁が千日間、蹴鞠を続けて現れた神様が奉られてるんですってよ。
千日も蹴り続けるなんて、人間離れしてますねぇ。そりゃ、神も降臨しそうよね。
それで、サッカーをはじめ、スポーツ選手がたくさん御参りにこられるそうです。
だけど、大化の改新の話し合いが蹴鞠を通して行われてたとは、これまた風流といいますか都ならでは、でしょうか。
それから第5問の「根合わせ」の話ですが、二人が菖蒲の株を抜いてその根の長さを競ったというのですが、なんでそんな競走をしたのかといいますと。。。
競馬(くらべうま)の行事を違う場所で行う事になって、その場所争いを宮中の女房達がして、左方(さかた)は、上賀茂神社で、右方(うかた)は岩清水八幡宮で勝負したらしいんです。菖蒲の根で。。(いやいや。。オヤジギャグではありませぬぞ)
で、左方の根が長かったので、それ以来「競馬会(くらべうまえ)」の祭事は、今も上賀茂神社で菖蒲の咲く頃の5月5日に開催されてるんだそうです。
そして、今も馬を走らせる前に、菖蒲の根合わせをしているそうですよ。
根の長さではなく、根の太さを菖蒲。。いえいえ、勝負しているって言ってました。
番組では、千三郎さんの方から狂言に関して出題されて。。。
問:「狂言の犬の鳴き声はどれでしょう?」
A.ふぉ~~ふぉ~~(HGではありません) B.わぁおぅ~、わぁおぅ~ C.バウワウ、バウワウ D.びょう、びょう
答え:D.びょう、びょう
これには、みなさん迷ってらっしゃいましたねぇ。
取りあえず、C.「バウワウ」は『ありえないやろ~』というので外されましたけど、ゲストの方は答えが間違ってました。
司会の征平さんだけが、正解してました。
狂言だから普通の鳴き声にはならないだろう。ってのが征平さんの推測でした。
うん。あながち違ってないのかもね。
その他に ばぶさんから「笑いの型」と「泣く型」を披露して下さって、思いがけず得した気分になりました。
「おもしろ京都検定」来週から予約必須番組となりそうです。