NHK木曜時代劇「鞍馬天狗」
放送が終わって久しいですが、まだ語録は続きます♪
今日は、最強にして最高の好敵手同士となった「鞍馬天狗」と「近藤勇」の対峙シーンを放送回を追ってUPしていきます。
天狗さんの語録は青文字。 近藤局長の語録は赤文字で掲載しま~す。
では、第1回「天狗参上」から、新選組隊士達と諍いを起こした小野宗房さんの前に現れた近藤勇との初対面のシーン♪
「気に入ったぞ。 斬るには惜しい腕だ。」(By近藤勇)
「いや!局長!」(By土方歳三)
「もう、いい。元々、探していた相手ではあるまい。」
「いや、しかし。」
=トシさんを手で制する近藤勇=
「無礼をした。。じゃが、不逞浪人の取り締まりは我等の役目でな。
差し支えなくば、一つだけ受け賜りたい。
時局に対して、そこもとは佐幕党か、勤皇方か。 いずれでござろうか。」
「佐幕のと、勤皇のと。。何のことやら。。聞いた事もござらん。」(By小野宗房)
「ほほぉ。。人里離れた山奥からでも、出て来られたか。。」
「鞍馬の山より。」
「面白い御仁だ。 御姓名の儀は?」
「名を知りたくば。。まず、そちらから。。お名乗りあれ。」
「貴様!局長を知らんのか!」
「トシやめろ! 拙者は、近藤勇。 お手前は?」
「小野。。宗房。」
「何? 小野。」
「小野宗行は、わが叔父だ。」
「なんと!」
「いやぁ、しかし。。 小野宗行卿のお身内が、このような場所に。。」
「時勢の乱れを思えば、各人各様ご事情がおありであろう。。問い質すまい。」
「重ねて御意を得もうす機会もあろう。これにて、お別れ仕る。」
第2回「宿命の敵」では、逢坂山の裏手で隊士10人を鞍馬天狗に殺されたと知った近藤勇が、
鞍馬天狗を「新選組の宿敵」とみなしたシーンがありました。
=公家の小野宗行に隊士を殺したのは、宗房ではないか?と問われた時、激しく否定する近藤勇=
「あの一件は違う!」
「新選組の隊士達は一人一人が格段の腕前。」
「その隊士たち十人を。。たった一人で斬り伏せた男!」
=一人だけ息の残っていた佐野隊士から、鞍馬天狗の名を聞く近藤勇=
「鞍馬天狗ぅ。。 みな、この名を心に刻め。 新選組、最大の敵となろう!」
そして、土佐藩士:中原富三郎と白菊姫の決闘の地。
真葛ヶ原への小道で、一足先に中原を倒した近藤勇と倉田典膳がすれ違うシーンがありましたね。
互いに軽く。。それでいて、鋭い視線を相手に投げかけてのすれ違いでした。
第3回「石礫の女」は、直接的な絡みは無かったんですけど、近藤勇が鞍馬天狗に対する思いを
土方歳三に語っているセリフがありますので、それを書きますね。
=宗龍禅寺に集まっている不逞浪士を捕まえに来たが、鞍馬天狗に邪魔された新選組。
その不始末を土方が局長に謝る=
「局長、すまない。 またしても、新選組の名に、泥を塗ってしまった。」
「神道無念流の村上君を退けるとは。。
鞍馬天狗。。俺がいずれ相まみえる日が待ち遠しいわ!」
第4回「山嶽党奇談・前編」は、山嶽党に呼び出された鞍馬天狗と近藤勇が糺の森で鉢合わせになって、バトルへと展開して行きました♪
=背にただならぬ気配を感じ、局長が問う=
「山嶽党か?」
「いいや。」
「では、何者か。」
「鞍馬天狗。」
=目をカッ!と開き、腰掛けていた岩から立ち上がり、鞍馬天狗を振り返る近藤勇=
「貴殿が、鞍馬天狗か?」
「さよう!」
「我が、新選組隊士を次々と刃にかけた、鞍馬天狗その人であるか!」
「いかにも!」
=朽ちた木の上に立っていた鞍馬天狗が、回転しながら飛び降りて着地=
=迷わず虎徹を抜き放ち、天狗に襲い掛かる近藤勇=
「素(そ)っ首、貰い受ける!」
=局長の剣をかわしつつ、天狗も剣を抜き、応戦の構え。
しばらく、睨みあいが続くが、二人とも周りの殺気立った気配に気づく=
「どうやら。。ここにいるのは。。我等だけではないらしいな。」
「三十。。。いや、それ以上か。。」
=局長が居合いの一言を発し、互いに剣を一太刀合わせ、素早く身を隠す。
周りを固めた山嶽党から一斉射撃。その後、「山嶽党VS天狗&局長」の闘いへ=
それから、この回の冒頭で近藤勇が京都所司代に呼ばれ、山嶽党からの書状は鞍馬天狗が寄越したのではないか?と問われ、それに対する近藤勇の返答は以下の通りでした。
「それは。。ご見当違いかと。。」
「拙者、いまだ鞍馬天狗とは相まみえた事はございませぬが、これまで、金で殺しを請け負った
などと言う話は聞いた事ございませぬ。
今更、このような書状を流すなどとは、到底思えませぬ。 おそらく。」
第5回「山嶽党奇談・後編」は、糺の森での山嶽党の襲撃シーンから始まりました。
「鞍馬天狗。 そして、新選組局長、近藤勇。 お命、頂戴いたす。」(By山嶽党)
「どうやら、我等の勝負は。。先送りになりそうだな。」
「やむをえん。」
=背中合わせに敵からの攻撃に備えていた天狗と局長は、互いの勝負は休戦し、山嶽党へ斬り込む。
またしても、鉄砲で狙われる二人だったが、吉兵衛が煙幕にて窮地を救う。=
=壬生屯所に帰った近藤勇が、土方歳三に思わず鞍馬天狗の事を感心したように話す=
「それにしても、あの鞍馬天狗という男。 実にしなやかな剣捌きだ。」
「自分が斬られるかも知れぬのに。。局長は、鞍馬天狗の太刀筋を見てたってのか?」(By土方歳三)
「見ようとしなくても、おのずと目に入るものだ。 本物の剣士の立ち居振る舞いはな。」
「斬るのが惜しくなったか。」
「いや。斬る! 我等の宿敵である事には変わりはない。」
=幾松の仲立ちによって、お座敷にて近藤と天狗が対面するシーン。
「お前は誰だ!」
「鞍馬天狗。」
「足がある。 幽霊の類ではなさそうだな。 何の用だ。」
「貴殿に知らせたき事がある。」
「知らせ?」
「山嶽党の狙いが、わかった。 奴等は近々、大挙して京に攻め入る!」
「なんだとっ!」
「蜂起まであと三日。 間違いないな?」
「さよう。」
「山嶽党を叩き潰せば、畿内十八藩の決起も未然に防ぐ事が出来る。」
「山嶽党の根城を。。教えて進ぜようか?」
「それには及ばぬ。 既に手は打ってある。」
「さようか。」
=去ろうとする天狗を引き止める局長=
「天狗。」
「山嶽党の首魁、今村松慶に加え、もうひとり黒幕がおろう。 三島屋清左衛門。」
「知っていたのか。」
「そ奴は、貴殿に譲る。」
=軽く笑みを浮かべる天狗=
「さらば。」
=山嶽党を一網打尽にした新選組。所司代から、苦い申し渡しを受け、
夕暮れの池の畔にひとり佇む近藤勇。気配を感じて、問いかける=
「鞍馬天狗か?」
「いかにも。」
「お主。。罪無き商人(あきんど)を殺した極悪人とされておるぞ。」
「ふふっ。。存じておる。」
「山嶽党の事は隠滅されるようだ。」
=三島屋から手に入れた短筒を弄びながら、皮肉を込めて言う天狗=
「あれほど、大きな謀(はかりごと)があったと天下に知れ渡っては。。幕府も危うい。。そんな所か。」
=天狗との休戦が終わった事を告げる近藤勇=
「極悪人を見逃す訳にはいかん。 振り向く前に去れ。」
その弐に続く