追記：「角兵衛獅子・後編」で、近藤勇が一人で鞍馬天狗に会いに行くと、新選組隊士に告げた部分を書くのを忘れていました（汗）
その部分を追記します（4/1）


第7回「角兵衛獅子・前編」　長七の手引きで宗龍禅寺に新選組が乗り込み、勤皇浪士を逃がす天狗。
その場に遅れてやって来た近藤勇。

　「まだ、始末がつかんのか！」

　＝鞍馬天狗の姿を見つけて、睨む＝

　「天狗ぅ。」

　＝近藤は虎徹を抜くが、天狗は反対に剣を鞘に収める＝

　「みな、逃げ果せたならば、これ以上の斬り合いは無駄。
　　もはや、お暇いたす。　さらば！」



第8回「角兵衛獅子・後編」
　（4/1追記部分）↓
大坂城代の使者と共に長七が新選組にやって来て、城代の伝言を告げる。

　「局長、何人連れて行く？」（By土方歳三）

　「いや。。。　　わし一人で行く。」

　「なにぃ？」

　「局長！是非、ご同行を。」　「私も！」　「私も！」（By新選組隊士）

　　＝つっと、立って行って隊士を睥睨（へいげい）する近藤勇＝

　「わし一人では、心許（こころもと）ないと言うのか！」

　　＝睨まれて座り込む隊士達＝

　「局長。　鞍馬天狗は。。俺にとっても仇敵だ。」

　「たとえ、鞍馬天狗と言えども相手は一人。
　　ならば、こちらも一人でなくては、武士としての一分がたつまい！」
　「後はトシよ。。お主が新選組を束ね、常と変わらぬ京の町の警護を。。頼んだぞ。」

　「積年の恨み。。　晴らしてくれ。　この俺の分までな。」

　　＝無言で力強く頷く近藤勇＝


大坂城に現れた鞍馬天狗と勝負をする為に、やって来た近藤勇。
米蔵に潜む鞍馬天狗に話しかける場面。

　「戸を開けいっ！」（By近藤勇）

　「鞍馬天狗。。聞こえるか？　新選組の近藤勇だ。
　　乾坤一擲（けんこんいってき）。貴殿と雌雄（しゆう）を決すべく参上いたした。
　　しかし。。委細伺って、気が変わった。
　　勝負は後日。　今日より十日の後、別の場所にて余人を交えず行いたい。
　　貴殿はそれまでに、充分、養生なされいっ。」
　　
　「天狗殿。。さぁ、出て来られよ。　心配はいらん！
　　今、この場で貴殿に害をなすものあれば、この近藤が斬る！　二言はない！」

　＝刀の鯉口を切り、金丁にて誓いを立てる近藤勇＝

　＝刀の鞘を杖代わりに、鞍馬天狗が米蔵から姿を現す＝

　「ほう。。これは。　　なるほど。。お手前が。」



そして、約束の10日後の決闘シーン♪

　＝約束の場所に白馬に乗って登場する鞍馬天狗。　門の向こうから、近藤勇が現れる＝

　　＝交わす言葉もなく、二人の激しい剣がぶつかりあう。力は互角！しばらく、勝負つかず＝

　　＝鞍馬天狗が烏跳びで局長の頭上を飛び越えた時、局長の虎徹が閃いた。
　　　天狗が着地と同時に局長を斬りつける。近藤勇の左腕から流れる一筋の血＝

　　＝天狗の目が、瞬間、柔らかくなる＝

　「近藤さん。　今夜はこれにてお別れいたそう。。
　　せっかくだが。。今夜は貴殿の出来が。。悪いように思われる。」

　「いや。。拙者の負けだ。。」

　　＝それを聞いて、含み笑いをする鞍馬天狗。その背の一部が見事に斬られている。
　　　刀を鞘に収める天狗さん＝

　「この次は。。容赦なく狙いまする。　　　近藤さん。。。貴殿もどうか。。ご容赦なく。」

　「天狗どの。」

　「またの機会に。。　さらば！」

　　　　＝＝＝完＝＝＝


と、言うことで、天狗さんと局長の絡みシーンばかりを集めて見ました♪
1回の日記では、文字数が多すぎて入らず。。
見づらいですが、2回に分けました。

第6回「天狗と子守歌」は、ちらりとも絡まなかった回でしたねぇ。
あの回は天狗さん自身も出てこないんじゃないかと、心配するほど活躍が少なかった（笑）

大坂城で、天狗の姿を見た時の近藤勇のリアクション。
局長自身の中で、「倉田典膳（あるいは、小野宗房）＝鞍馬天狗」とピッタリ符合したって
事なんでしょうなぁ。

小野宗房さんとの出会いは忘れがたい物があったと思うけど、倉田典膳に変身してるって事はわかっていたんだろうか。

倉田典膳については、リサーチ出来ていたかも知れないですね。
桂小五郎と親しくしていたのは、わかっていただろうし、桂の恋人、幾松の置屋で
お世話になってる御仁ですしね。　勤皇方の一人としてリストに上がっていたかも知れない。

面が割れてるんだから、最後の決闘も覆面の必要は無いんじゃないか～。
みたいなツッコミもしたくなる所だけど、やっぱり、鞍馬天狗として対決するならコスプレは必要だよね♪

今日で3月も終わることだし、少し鞍馬天狗blogは休憩しようかな。
また、書きたくなったら、突然に鞍馬天狗復活！となるやも知れません。

そうそう。。昨日の「笑点」ご覧になった方いらっしゃるかしら？

「平和だな～と思うこと」っていうお題の時にね。
菊久扇（字、違うかな。。）さんが、
「鞍馬天狗と近藤勇が差し向かいで酒を酌み交わして、“近藤さん。日本の夜明けも近いぞ！”と言っている時～」
って、答えを出してました。
菊久扇さんも鞍馬天狗見てたんかな～？って、ちょっと嬉しかったです♪

それから、NHK教育TVの「にほんごであそぼ」　今日から新作になりました♪
萬斎さんは、「ややこしや　草枕」バージョン♪
ヒゲ男爵風～なスタイルにて、ノスタルジックなアコーディオンの旋律の「ややこしや」を披露して下さいました。
明日からも楽しみですね♪