「わが魂は輝く水なり ―源平北越流誌―」(8/8 TV放送)
観ましたよ~。北京オリンピック開会式の日本選手の入場まで確認して、その後はNHK教育に
チャンネルを合わせてスタンバイ♪
午後9時過ぎに竜巻注意報が発令され、外は豪雨&雷~~~!
停電だけは勘弁してよね~な状態でしたけど、何とか最後まで録画出来ました♪
で、舞台の感想ですが。。
一番最初に菊之助さんが登場され、冒頭の長台詞を独りで話されている時、
「案外、現代劇っぽくスッと言葉を発してるな~。萬斎さんはきっといつものように仰々しくセリフを
言うんだろうな~」
って、思ってたのだけど、大違い!
萬斎さん演じる平実盛の一番最初のセリフ。
「くどい。。。くどいと言っているんだ。」
おっ! なんだか、サラリと口をついてセリフが出てる~~~!?
「繻子の靴」の朗読オラトリオの時の印象が強く残っていた私には、とても意外な萬斎さんの
声の出し方だった。
なるほど。。こんな現代的な普通のセリフっぽく、声を出せたりも出来るのね。
その後、感情が激昂した時などはいつもの萬斎さんらしい、いつまでも耳に残る言葉の響きでしたけどね。
それを聞いて安心している私がいたりして。。(笑)
舞台の内容は思っていたより笑いを誘う部分が多くて、原作では感じなかったユーモアが
効いていると思いました。
演技している人の間合いや表情で、如何ようにも変わるものなんだな~。
萬斎さんは60歳の老武将を演じるため、お顔にはシワの線がいくつも描かれていましたけど、
それほど違和感なく見れました☆
多分、雑誌等でこの舞台の写真を何枚か見ていたからかもしんないです。
源氏方の狂気は見ていても異常だし、やっぱり登場人物全てが何らかの狂気を持ち合わせてますね。
実盛が若作りするお化粧シーンは滑稽過ぎて失笑~。
萬斎さんのリアクションも面白かった。
放送上の都合で、問題のあるセリフ部分がカットされてたのは、ちょっと残念。
原作本は図書館に返却してしまったので、どんなセリフだったのか確認も出来ないや~。
でも、カーテンコールのシーンは見れて嬉しかった♪
お化粧を落として、とても若々しい萬斎さんが舞台の途中でジャンプして登場し、観客にご挨拶~♪
そこは引きで撮って欲しかったな~。カメラさん~。
ジャンプの足下が見えてね~。
劇中、目をギョロギョロ動かして斉藤実盛を演じる萬斎さんを見ていてら、
「やっぱり、スウィーニー・トッドを演じても似合うと思うな~。」
って、思いました。
ん~~。次、蜷川さん演出の舞台に出られる事があったら、是非、スウィーニー・トッド役を演って欲しいわぁ~。