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2008/09/12
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カテゴリ:陰陽師大好き♪

萬斎さん主演の映画『陰陽師』が公開されたのが、2001年10月。

もうあれから7年も経つのですね。

あの頃の私は萬斎さんと同じくまだ三十路だったなぁ、などと思いながら当時の「陰陽師」関連の
雑誌やパンフなどを読み返してみました。

その中に「月刊Asuka」が出版した陰陽師特集の増刊号があります。
いろんな作家が書かれた陰陽師の漫画や小説を集めた陰陽師ワールド一色な内容で読み応えタップリ♪

もちろん。映画「陰陽師」公開間近という事で映画特集も組まれておりました。
萬斎さんのインタビューも載ってます。

萬斎さんがお話しされてる内容は、あちこちで見たり聞いたりしたのと似たり寄ったりですけど、
なんかここに載ってるお話が好きで何度も読んでしまうのですよ~。

持ってる方には「今更・・」ですけど、その内容を紹介しますね♪

  2001年10月6日(土)公開  陰陽師  映画特集
   映画【陰陽師】ワールドの魅力とは?
   現代に甦った大陰陽師・安倍晴明役を演じた野村萬斎氏にきく―――!


   陰陽師・安倍晴明というキャラクター
   最初は《何、この人》という悪印象から、晴明を描いていくんです。
   一般的な価値観から見るとヘンな人。
   《ちょっとヘン、この人は一体なんだろう》という博雅の視点で映画は進行する訳です。
   台本を読んだ時に、ああ僕の好きなパターンだなと思いました。
   ただ序盤は晴明がほとんど出てこなくて、博雅や道尊からの視点だけで物語が進むんです。
   つまり晴明は、その気配だけで存在感を引っ張っていかなければならない。
   雰囲気ではなく、あくまでも存在感。
   それを表現するには、我々伝統芸能系の人間でないと難しいのかな、と。
   具体的にいうと、背中で演技するというか、場の空気の中でのあり方ですね。
   映ってない部分も芝居ができていないといけない、というと大げさですが。



   博雅・道尊との関わり
   僕としては、いつもクールだけど、唯一博雅の前ではのんびりしているというように意識しました。
   晴明は《オレとお前は友達だ》みたいな、具体的なことは絶対言わないでしょう?
   つまり《良い漢だな》というセリフを二回いうんですが、そのシーンに晴明の博雅への友情を
   凝縮したつもりです。
   道尊のことは、ある程度認めているんだとは思うんですよね。
   ただ、晴明という人は、それほど他人に関わることを好まないから……
   当然、陰陽師としての道尊の実力をかってるし、ボスであることも確かなんですけれども、
   《それはそれじゃん》みたいな。
   その辺は、冒頭のシーンで集中的に出していきましたね。



   方術と殺陣について
   方術を使うシーンでは、晴明は基本的に指を二本立てる決まりでした。
   晴明はシンプルに、道尊は印を結んでという感じ。
   また監督からの注文とかもありましたが、呪文の唱え方などは僕なりに―――《声でイかせる》
   といったのは私ではなく、スタッフがいったのですが(笑)。
   力任せではなく、対象におのずからさせてしまうという風に―――工夫しました。
   道尊との最後の対決シーンの殺陣は、ほとんど現場で決めました。
   実はリハーサル時の晴明は、ただ逃げ回っているだけで、道尊とあまり絡んでいなかったんですね。
   そこで袖を巻いたり払ったりといった舞踊的な要素を入れながら、相手の剣に拮抗する動き
   というのを、殺陣の方と相談しながらやりました。
   牛若丸と弁慶というか、逃げるという動作を美しく転化したことで、道尊の力強い動きに対抗
   できたのではないかな、と思います。



   呪を解き放つ物語
   人間は生きている限り、呪にかかってしまう。
   自分を縛るものから羽ばたきたいけど、できないでいる部分がある。
   晴明はそれをシラッと見ているけど、どこかへ飛ばしてくれる存在だと思います。
   そういう部分が晴明ブームを作っているのかもしれない。
   またこの作品は、年齢や性別に関係なく、誰にでも見に来ていただいてもいいんじゃないかなあ
   と思います。
   おわり

ってな、内容でした。

萬斎さんが仰るように、映画を見たとき私の晴明さんへの第一印象は、「ナンなの?コノ人・・?」だった。
(「あぐり」のエイスケさんの時に受けたのと同じ印象~)

上司や官僚に対して余りにもふてぶてし過ぎ。。
人を食ったような態度に、見ている方がハラハラしたものです(笑)

文中に「声でイかせる」という部分がありますけど、ホントに萬斎さんの声はその時々に変化するので、
イッちゃいますよね(爆)

青音の禍陀(かだ:字は合ってるかな)を落とすシーンがその真骨頂かもしんない。

萬斎さんの背中からは、存在感がビシバシ伝わって来ましたよね~。
そこにただ立っているだけで、威圧感であったり寂寥感が感じられました。


2001年の「陰陽師」に続いて、2003年には「陰陽師2」が公開。
が、その後、続編の話は全くといっていいほど出てこない~。

「陰陽師」「陰陽師2」の滝田洋二郎監督は、明日公開の「おくりびと」でモントリオールにて
大っきい賞を取られたしぃ。
その勢いで陰陽師続編の話が出ないだろうか。。

滝田監督。。ただ今、新しい映画撮影中につき、東北(だったかな)の山奥に滞在中とのこと。
携帯電話の電波も届かない場所だから、なかなか連絡が取れないらしい。

あの金のトロフィーを手にされるのは、まだ先なんでしょうね。
ってか、明日は「おくりびと」初日だから、ひょっとして下界に降りてこられるのかな。

滝田監督の映像がテレビで一杯流れて、過去の作品紹介で「陰陽師」の映像が流れる事を期待♪
そして、それが続編への布石となって欲しい~~。






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最終更新日  2008/09/12 11:06:17 PM
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