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2008/10/09
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テーマ:京都。(6101)

本日は京都に行って来ました♪
一番の目的は・・・

   『平和を創造する芸術』   第6回国際平和博物館会議

っつー、こ難しい~~名前がついた会議なんだけども、その中で茂山千五郎家の狂言が無料~~
見られるというので、出かけて来ました。
場所は、京都芸術劇場。
7月に萬斎さんが出演された「繻子の靴」の朗読劇のあった場所です。
あの場所に彼の方は立たれていたわね~、などと思いを馳せながら堪能してきました。

狂言の演目は「棒縛(ぼうしばり)」
配役は「次郎冠者(シテ)=千五郎さん」「太郎冠者=正邦さん」「主人=茂さん」の親子三人。

茂山家の「棒縛」はこれで3回目の鑑賞です。(あらすじ等は過去の日記『茂山家(2) 棒縛』を参照してね)
とってもわかりやすいポピュラーな狂言なので、何度見ても面白いし飽きないです。
会場には外国人の方も多かった(国際会議ですもんね)けれど、きっと満足なさったと思います。

千五郎さんの次郎冠者(和泉流は太郎冠者がシテですが、大蔵流は次郎冠者がシテです)は、ホントに絶品です。
お酒に酔う仕草がむっちゃサマになってる♪
今回は千五郎さんと長男の正邦さん、次男の茂さんの親子三人の共演という事で、息もピッタリと合っていたように思います♪

狂言が終ってから、千五郎さんと主催者の方のお話がありました。
狂言装束から普通の服装に着替えて出てこられた千五郎さんのダンディーぶりに、思わず「ワァオ♪」と口走ってしまいました(笑)
黒のスラックスに薄いグレーのジャケット。ネクタイは赤基調でとてもオシャレでした。
さすがは「出町のジュリー」。いでたちもジュリー並♪

お話の内容は、会場には学生さんもたくさんみえてましたので、狂言の歴史とか千五郎家の歴史をわかりやすく説明されてました。
明治に入って、彦根藩からリストラ(江戸時代は井伊直弼さんのお抱え狂言師だったのよね)に遭ったとか、「お豆腐狂言」の謂れなどを簡単にお話下さってました。

主催者の方が「未来に向かって狂言はどう変わっていくと思いますか?」と質問されて、こんな風に答えてらっしゃいましたよ。

「20世紀から21世紀になる時も、どう変わるのかと言われましたけど、600年も続いてきたもんが、
たった1年で変わるわけない。
他の家は知りませんけど、私らは何が何でも古典を守らなアカンとは思ってないんです。
今の時代に合った狂言をやっていきたい。
これから新作狂言もドンドンやりたいと思ってるし、現代に通じる狂言を目指しています。」


茂山家は「笑い」を重視した狂言だと、見ていても強く感じます。
でも、決して「様式美」がおろそかになってる訳じゃない。うんうん。
同じ関西人だから笑いの感性が合ってる気がしますね。
肩の力をスッと抜いて見られるから、茂山家の狂言は大好きです。
もちろん、万作家の狂言も好きだよん♪

千五郎さんが会場のみんなに手を振りながら、退場された後に和太鼓の演奏もありました。
これがまた、凄い迫力でね~。
3列目で見てたのですけど、ビンビンバンバンと思いっきり肚(はら)に響きました!
「肚」っていうか、女は「子の宮」に響きますね。
女性の方がリーダーのようでしたけど、この方が素晴らしくカッコいいーー!
あんな風に太鼓の撥が操れたら気持ちいいやろなぁ。


で、芸術劇場に行く前に! 南禅寺に寄りました。
南禅寺といえば・・・ 鞍馬天狗が近藤勇局長と一騎討ちをした場所ですね~。
その残り香というか、残像というか。。 何か残ってやしないかと訪ねたわけです。
今日は時間がないので、写真を一枚だけ載せますね。
また明日にでも、他の写真をUPします☆彡


     天狗が馬で駆けつけましたね~

     nj1-1






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最終更新日  2008/10/09 10:43:55 PM
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