最近、岡野玲子さんのコミック「陰陽師」を読み直しています♪
連載の最初の頃は夢枕獏さんの原作を忠実に描いた世界でしたけど、巻を追うごとに岡野ワールド全開になって、読んでいても理解不能~?!な展開になっていって困惑しました。
一体、晴明さんとは何者で何を担ってこの世に生まれたのか?
晴明の室となる真葛は一体、どこから来たのか?
なんで、白比丘尼姿の道満なん!?
何故、エジプトが出てくるんだーー!?
と、ホントに私の思考回路では、絵にならない世界に突入~して苦笑したものです。
そんな岡野版「陰陽師」を再び読んでいて。。
時の少納言「藤原兼家」殿のダジャレというか、オヤジギャグに思わず声を上げて笑ってしまいました。
前に読んだ時にも兼家殿のギャグには苦笑~していたのですが、またツボに入った(爆)
藤原兼家といえば、政権争いで有名な道隆・道兼・道長・三兄弟のオヤジ殿でございます。
兼家自身も兄の兼通と関白争いで常に対立していた御仁です。
その兼家殿。岡野さんの陰陽師では『キュートなダジャレ好きエロ親父♪』で、憎めないキャラで登場してるんです。
それに存外、晴明を守護する不思議な能力を少なからず所持しているという稀人。
その兼家殿が「あわわの辻」(魑魅魍魎が蔓延る怪しい交差点)で鬼に出遭うという話があるのですが、その兼家を源博雅が見舞うシーンで心配する博雅をよそに、傍にいた女房に「あわわの辻で“あわわ~~~~”」とか、梅の枝を持って「そんなこと言ってる“梅花~(ば~いか~)”」なんてダジャレをかましてるんです。
その場面を読んで思わず、声を上げて笑ってしまった次第です。。(苦笑~)
いいな~、兼家キャラ♪ 緊迫したシーンを和らげる殿上人。
また、岡野さんの新しい「陰陽師」が読みたくなったわ。
続編を描いてくれないかな~。