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2010/04/19
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カテゴリ:ジョニーの事

『アリス・イン・ワンダーランド』

   ar

       監督:ティム・バートン
       キャスト:アリス…ミア・ワシコウスカ
            マッド・ハッター…ジョニー・デップ
            赤の女王…ヘレナ・ボナム=カーター
            白の女王…アン・ハサウェイ
            ハートのジャック・・・クリスピン・グローヴァー   ほか


<あらすじ> 白ウサギと遭遇したことによって不思議の国へと迷い込んだアリス。
      そこは、美しくもグロテスクなファンタジーワールドで、トゥィードルダムと
      トゥィードルディーや、赤の女王とその妹で慈悲深い白い女王たちに出会う。


昨日、娘と見て来ました~♪ ジョニー演じるマッド・ハッターに逢いたくて☆彡
3D映画つーことで楽しみだったのですが、残念ながら私達が見た時間のは2Dの通常版でした(ガッカリ↓↓)
せっかく、3Dメガネも持参したっつーのに、もっと調べてから見に行けば良かった。。

と、そんなグチはさておき~。
オープニングの映像&音楽はティムらしいテイストで、ワクワク感がいやがうえにも増すばかり~。
しかし、ジョニーはなかなか出てこない。そらそうだ。主役はアリスだもん。
アリスが白うさぎの後を追って、穴に落ちないことにはワンダーランド(アンダーランド)にいるマッド・ハッターに出会わないんだから。
映画の宣伝には、ティム・バートン監督とジョニー・デップばかりが目立ってましたけど、ジョニーの帽子屋マッド・ハッターは脇役なんだよね。

それで、感想ですが。。
アリスを少女から大人になる19歳に成長させての内容は、なかなか良かったんじゃないかしら。
アリスの成長物語風に仕上がっていて、ティム独特の毒々しさはないものの、赤の女王の情け容赦のない辛らつさや、白の女王の失笑してしまうほどのお嬢様然とした所作も面白いし、スーっとストーリーが入ってくる感じでした。

ジョニーのマッド・ハッターは、とってもイカれているけど、アリスのことを最初から最後まで信じていて、すっかり感情移入してしまった。
ラストのシーンでは、あまりにも切なくてウルウルしちゃったよ。
ジョニーの表情がこれまた絶品で~。素晴らしい俳優だな~って、あらためて思いました。
カラーからモノクロになる所が物悲しく、ワンダーランドから現実の世界に戻る象徴のような気がしました。

アリス役のミア・ワシコウスカという新人女優さんは、ホントにアリスにぴったりで、彼女自身がアリスとともに成長しているようで、応援したくなって来ます。

赤の女王はハートの女王なのに人を思いやる心が全くない、ハートを失った女王でした。
気に入らない事があると、すぐその首をはねる。
赤の女王を演じるヘレナ・ボナム=カーターはこういう役はお手の物ですな。
さすがは、ティムの奥さん。。という結論にいつも達します(笑)

対する、妹の白の女王は、姉とは全く見てくれも違うお嬢様~な女王様。
小さな虫でさえ(蚊も)殺さない主義の為、剣や鎧が揃っても自らは戦いに立つ気はさらさらない。
宝塚の娘役トップのような優雅な所作が、やはりこの人もどこか狂ってるな~という印象を受けます。
吹替えの声は深キョンが担当していて、とってもこのキャラに合った声でした(笑)

赤の女王に仕える、ハートのジャック。
表裏がこれほど出ていたキャラもないんじゃないかと思うほどのダークさであり、狡猾さ、哀れさが見事でありました。
ジャックの呼び名に思わず反応してしまうのは、ジャック船長に早く逢いたいからです~。

マッド・ハッターはかつて、白の女王に仕える帽子職人でした。
幸せな日々だったのを、赤の女王の襲撃によって何もかも失い、相当な恨みを赤の女王に持っています。
アリスがこの間違った世を正す救世主だと信じ、何年もお茶会を開いているというマッド・ハッター。
その時の気分や心の状態で着ている衣装や目の周りの色も変化して、ビジュアル的にも楽しめるキャラです。
スクリーンを見ていて、両目の色が若干違うんじゃないか?と思いましたが、帰ってパンフレットとか見たら、やっぱり違ってました。
アイシャドウも同じじゃないし、細かいところにジョニーのこだわりがあるんだな~って思った。
当時、帽子職人は水銀を使っていたから、その毒がじょじょに体に回って、髪はオレンジ色に変色して頭の中もイカレポンチになっていたんじゃないか。。っていうのがジョニーのマッド・ハッターに対するイメージだったそうです。
時々、自分でも気付かないくらいに気持ちが激高してアブないヤツになりかけたりします。
いつも誰かに名前を呼ばれて、元に戻る。。 ちょっと、チャリチョコのウィリー・ワンカに似てる。

そんなマッド・ハッターがアリスに問いかけます。
「俺はイカれてるのか?」
アリスはマッド・ハッターの頬を両手で挟み、目を見つめて答えます。
『残念だけど、あなたはおかしいわ。でも、ひとつだけいい事を教えてあげる。偉大なことを成し遂げる人はみんなそうなのよ。』

この言葉は、アリスが小さいころ、大好きだったパパからもらった言葉。
アリスの一番の理解者だったパパはもうこの世にはいない。
今度はアリスが誰かを勇気付ける立場になったんだな~と、とっても感慨深い言葉でありシーンでした。

他にも特筆すべきキャラが一杯~で、何をどう書いたら良いのか纏まりませんけども。。
赤の女王のトランプ兵が赤いカメムシに見えて仕方なかったり、赤の女王が操る怪物が遊戯王に出てくる「レッドアイズ・ブラックドラゴン(真紅眼の黒龍)」が実際に動いたらこんな感じなんだろうな~と、妙なところに着眼してみたり、ホントに楽しい映画でした。

青色芋虫アブソレムの声をアラン・リックマンが担当しているのですが、吹替え版ではいつもアランの吹替えをしている土師孝也さんでした♪
ジョニーの声は、もちろん平田広明さんです。 ジャック船長もキャラにピッタリ合った声ですが、マッド・ハッターも凄く良かった☆彡

チェシャ猫はここぞという時に素晴らしい働きをするし、ワンダーランドに生きる動物たちとアリスの関係も心がホッと温まります。

小さくなったり大きくなったりするアリスが見ていて楽しく、メルモちゃんを思い出してしまう(笑)
コルセットやストッキングが大嫌いなアリス。
何にも縛られない自分らしい生き方を見つけられたアンダーランドは、やはりアリスにとってはワンダーランドだったんだな~って思いました。


劇場の売店でアリス仕様のドリンクカップを販売してました。
トップに乗せるキャラは、マッド・ハッターかチェシャ猫の2種類。
売店のお姉さんが聞きます。
「ジョニーと猫がありますが。。」
『ジョニー!』
声を揃えて答えていた親娘です(笑)

       ar1


今度は3D字幕版を見ような~~と、娘と約束したのでした。






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最終更新日  2010/04/19 09:43:23 PM
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