『るろうに剣心』
<監督> 大友啓史 <製作総指揮> ウィリアム・アイアトン <原作> 和月伸宏
<音楽> 佐藤直紀 <脚本> 藤井清美 、大友啓史
<キャスト> 佐藤健(緋村剣心) 武井咲(神谷薫) 吉川晃司(鵜堂刃衛) 蒼井優(高荷恵)
青木崇高(相楽左之助) 綾野剛(外印) 須藤元気(戌亥番神) 田中偉登(明神弥彦)
奥田瑛二(山県有朋) 江口洋介(斎藤一) 香川照之(武田観柳)
斎藤洋介(浦村署長) 平田薫(関原妙) 永野芽郁(三条燕) 平山祐介(荒・兄)
深水元基(我荒・弟) 本田大輔(-) 岡本光太郎(-) 山崎潤(-) 矢柴俊博(-)
阿南敦子(-) 有福正志(-) 落合モトキ(-) 永堀剛敏(-) 松嶋亮太(-)
窪田正孝(-) 宮川一朗太(-) 原田裕章(-) 光宣(-) 高野漁(-)
松尾諭(-)
<あらすじ>
幕末から明治になり、かつて「人斬(き)り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心(佐藤健)は
「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。
流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫(武井咲)を助けたことから、薫のところで
居候することに。
一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬(き)り事件が発生しており……。
(シネマトゥデイより)
【ネタばれしてますんで、ご注意を】
るろうに剣心 見るつもりはさほどなかったのだけど、「ご婦人の日」というサービスデイだったので見て来ました。
滋賀で行われたロケも多いいし、それより何より「のぼうの城」の予告編が流れないかとの期待が大でしてね(笑)
残念ながら のぼう~の予告はなかった~~。何故なんだぁ。一度、大きなスクリーンで見たいんだけどっ!
って、まぁ。今日は「るろ剣」の話だった。。
るろ剣は過去にTVアニメをちょっと見ただけで、登場人物もストーリーもうろ覚え。
ただ、剣の刃が逆さまになっていること、昔は泣く子も黙る「人斬り抜刀斎」と言われていたが、今は誰一人殺さない「不殺」の人であることくらいは認識してた。
今回の映画も主役の佐藤健君以外は、誰が出ているのかもノーチェック状態。
だから、蒼井優ちゃんに気付くのも少し時間が経ってからだったし、吉川晃司さんに至っては最後まで誰か分からず。。
見た事あるんだけど~。誰かに似てるんだけど~。妙~な術を使うので目の色が変わって、答えが辿りつけそうになるのに、また遠のく。
エンドクレジットの名前をみて、合点がいくという始末。
そんなだったけど、映画はものすごく良かった!
ワイヤーアクションありだけど、CGってほとんどないよ。
役者さんが全部、体張ってあれだけのスピード殺陣(早回ししているとは言え、ね)に身のこなしは素晴らしい~ヮ。
佐藤健君は大河の「龍馬伝」で辻斬り以蔵やってましたね。あの時の演技もすごかったけど、剣心の通常の「おろ~」状態と、剣豪スイッチの切り替えが抜群で全く目が離せないし飽きない。
新選組だった斉藤一役の江グっちゃんはもう~~。何だかイケてる日本刀サーベル野郎でGOEMON~~と叫びたくなったし、彼の殺陣もやっぱ一流です。
剣心の捨てた刀を拾って勝手に「抜刀斎」の名を語り人を斬りまくるキッカワ氏に至っては、常に殺戮スイッチ全開モードで撮影が終わっても病んでいたんではないかと心配するくらいな、残虐さだった。
つお~~いけど、結局は殺人剣に操られてたんだろうねぇ。
悪者の強者、須藤元気さん。青木宗嵩さんとの一騎打ちは素手のガチンコ勝負で、感想がちょっとおかしいかもしれないけど、見ていて楽しかった。
途中の飲食シーンが(笑)です。そして、バックドロップで終わるってのがミソですね。
その青木宗嵩さんは、私的には「ちりとてちん」の草々兄さんのイメージがまだ根強いんですが、龍馬伝にも出ていらしたし、今の「平清盛」にも出演されてて、時代劇もすっかり板についてますな。
今回も剣心と同志になる役柄で、大きな馬斬り刀を振り回しての大立ち回りや、さっぱりした性格も魅力的でした。
須藤さんとお仲間の仮面の悪者強者に今を時めく綾野剛さんご出演~。
怪しい仮面付けてますんでね。誰なのかサッパリわからなかったんですが、途中でチラリと垣間見えるお顔は女性かと思わせるような華奢な感じ。
マジで女かと思ってた。でも発する声は男だし。。で、仮面を右半分だけズラすシーンで「クローズ・ゼロ」に出てたあの人では?
と、頭の中で彼の顔がグルグルグル~~。そして、剣心と対決する時にその仮面が取り払われて~~。
出たっ!恐るべし!エロ。。いや、色男フェロモン~~♪ 周防さんじゃぁあ~りませんか!(by朝ドラ カーネーション)
美しいお顔が左半分ケロイド状態。でも、美しい~。ってか、佐藤健&綾野剛。この二人対決ってヤバくね?
もうさ、いつまでもやっててください!ってな感じだったよ。
そんな男性俳優陣の中で、やっぱこの人の演技は凄いわ~~。と、唸らされるのは香川照之さんだわね。
もう~~ホントに一番やな奴なんだけど、キレキレのやな奴を思う存分やっちゃってました。
可笑しな髪型やら、何気に今流行りの角質を食べてくれる「ドクターフィッシュ」をこの時代に試しているのが素晴らしい~(笑)
お縄になってしょっ引かれながら、警官を買収しよとしたり「せめて脱げた靴履かせてくれよ。」とコントのようなセリフ言ってみたり、腐った悪人をとことん突き詰めてくれて、ありがとう~って思いました。
女性は、神谷薫役の武井咲ちゃんと高荷恵役の蒼井優ちゃんがメインです。
この二人、ロン毛でおでこ出してると「似てるな~」って思ってたけど、やっぱり全然違うね。
咲ちゃん("えみ”って読めないよねぇ)は道場の師範代の役だし、頑張って殺陣もやったんだろうな~って思う。なかなか様になってました。
性格の良さがにじみ出ていて、可愛くもあり、一本筋の通った女性を演じ切ってた。
今、江グっちゃんと「息も出来ない夏」のドラマに出てるけど、あれも凄い難しい役どころだもんね。ホントに将来有望な女優さんだわ。
蒼井優ちゃんは普段優しそうな雰囲気を持った女優さんだけど、るろ剣の役どころは女狐風。
いや~。さすがはサド侯爵夫人。ガツンと見せる所は魅せてくれますな。
あんな華奢な体のどこからあれほどのパワーが出てくるんだろう。計り知れない力を持ってると思う。
っとまぁ、登場人物・・というか役者さんの感想をズラズラと挙げましたが、全然、飽きない映画でした。
明治時代を醸し出した雰囲気もいいし、今が旬のピチピチキラキラした俳優さんが一杯見れるのも素晴らしいです。
ストーリーも善悪ハッキリしていて、やっぱ日本の時代劇はこうでなくっちゃね。と、満足出来るものでした。
興行成績が素晴らしいらしいので、ひょっとしたら続編もあり。。かもですね。
ちょっと残念だったのは、多分、映画館側の音響に問題があると思うんだけど、BGMが大きすぎて役者さんのセリフが聞き取れない部分が何度かあった事。
この映画館で「のぼうの城」を見ることになるであろう私は大いに不安を抱いたのであります。
ま、たぶん、萬斎さんのセリフは発声が鍛えられているので、ボソボソ声でも聞き取れると思うのですが。
と、「るろ剣」の感想はここまで。
映画を観終わってから、映画館のロビーを見ていたらモチロンの事「のぼうの城」のポスターも貼っていましてね。
それが、2枚並んで貼っていたんですが、一枚は「試写会ご招待」のポスターだったのだ。
「え~?!」と思って良く見てみれば「近畿・中国・四国地区合計 ペア4000組 8000名様 ご招待」の文字が!
添え付の応募用紙で申し込み出来るとあったので、早速、申し込んで来ました。
多分、近畿・中国・四国地方の多くの映画館にも同じように申し込み用紙があると思うので、確認してみてください。
★ 近畿・中国・四国地区 「天下統一 大試写会 ご招待」 ペア4000組8000名様
日時:10月25日(木) 18:30上映
場所:各劇場
応募締切:10月14日(日)
今、三成役の上地君がモントリオール映画祭に出席しています。
滞在時間10数時間ということなので、もう帰途につかれているかもしれませんが、あちらの反応はどうだったでしょうかね。
明日あたりの彼のブログで報告があるかもしれません。ってか、ワイドショーも要チェックかな。