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六義園という都立公園にシダレザクラを見に行ったよ!
久々都会の中で森林浴な一時でした。 駒込とか本郷とかの近くなんだけれど、平日なのに、巣鴨のようにジジババの多さには驚きました。 私が写真を撮っていると70歳位の写真が趣味のおじさんが「ここはね~・・・」と話しかけてきたり、おじさん、おじいさん、おばさん、おばあさんも写真が趣味の人が多いようで、ゴッツイ大きなカメラを皆ぶら下げていました。 だからそういう人の後をこっそりくっついて、特に、三脚まで持ってカメラを構えているおじいさん達の後でその場所に立つと、確かに「こりゃ、ベストショットだ!」という景色になり、『さすが、年の功』と思いながらニヤニヤしました(笑)。 そして、お年寄りだらけの場所は、若者の多いところより、同じ都会でも、ゆっくりと時間が流れ、柔らかいような、あたたかいような、そんな空気感を感じながら、『お年寄り多いところもいいな~』と思って帰って来たよ。 きっと誰かちょっと具合が悪くなっても、「あんた、大丈夫!?」などと誰でも声を掛け合いそうな雰囲気を感じてホッとした日でした。 きっと年を重ねるということは、色々なことを経験してくることだと思う。 旦那や奥さん、子供など家族の病気や死。 友人や周囲の人との別れ。 勿論本人のたくさんの苦労や喜び・・・。 それを乗り越えてあの年までやっとたどり着いたんだと思う。 だから、私達の年頃とは違って、もし誰かがちょっとしゃがみでもしたら、「具合悪いの?」とすぐ声を掛けそうな雰囲気を醸し出している。 要するに私達の歳だと『他人事』とされがちなことも、お年寄りはただ生きているだけでも色々なことを経験してきたから、単なる『他人事』じゃなく なることがおおいんだろうな。 シダレザクラも綺麗であったが、「ガハハハッ!」なんて笑っているおばちゃんやおばあちゃん、腰を曲げながらも三脚を立ててベストショットを狙うカメラマンのおじちゃんやおじいちゃんの、そんな緩やかで穏やかな、柔らかい空気が私には『春の花』と同じくらい、何だかとても貴重でよい香りを感じさせてくれたのでした。 ただ生きているだけでも、ただ年を重ねるだけでも、人はちょっとだけそうやって『他人事』が少なくなって、ちょっぴり人に優しくなれるのかもしれない。 そんな風に年を取れたら最高だ~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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