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前回の日記のように微妙な日々が続いていたが、こうなるとは思っていなかったので先週の金曜の「ラブサイケデリコ」のコンサートのチケットを彼が購入していた。
前日まで行くか行かないか、また彼の方も仕事は忙しいやらお父様は入院中やら、子犬の世話はあるはで行くと決めずにいた。 私の方は何だか緊張気味の日々だし、こんなときに電車で武道館までどうやって行けばよいやらと迷っていた。 が、ある意味こんな時だからこそ行きたいような気もしてた。 だいたい行かなきゃチケットがもったいない。 それに私は結構音楽好きだ。 幼稚園から高校までピアノやエレクトーンを習い、その先生がピアノだけでなく細かなパーカッション楽器を含めた色んな楽器に触れさせてくれる先生だったので、いつの間にかドラムも叩けるようになり中学~高校と女子校バンドでドラムをやっていた。そして女の子にモテモテだった(笑)。 だから私は昔からその詳細を覚えないが、聞く音楽はまあまあ幅広い。たぶん。 なのに社会人になってからそんな趣味も遠い存在となっていた。 たまにはミニコンサート的な少し落ち着いた感じのものや演劇鑑賞には行っていたが、『コンサート』などとんでもない位の位置でしばらく生きて来たわけだ。 前置きが長くなったが、彼のほうも仕事をどうにか早めに抜け出し、私の最寄り駅の隣の駅まで迎えに来てもらって一緒に行けることとなった。1駅位ならあまり緊張せず行けそうな感じだったし。 私たちの席は武道館北側1階席で、ほぼステージの真後ろでステージと同じ位の高さであった。 だから真後ろではあるものの後ろを向いて歌ってくれると表情もわかるというなかなか良い感じの席だった。 私の好きなドラム演奏の様子も「フム、フム」と良く見えた。 「ラヴサイケデリコ」はたまに聞くけど熱烈なファンというわけでもない。『うん、結構好き』ってとこだ。 ほんと、懐かしさと新しさの融合って感じで、クールかつ、『けだるい』感じが好きだ。 驚いたのは若い子ばかりかと思ったら、予想以上に30代後半以上の会社帰りの客も多かったこと。まさに「懐かしさ」からだろう。 私も34歳になった。彼も42だ。 「やっぱ、みんなずっと立ってるのかね??」と私達は小さな戸惑いをしながら向かった。 結局、そりゃーーー、立ってましたよ(笑)。 クラブのように踊りたい衝動もあったが、そういう人はいなかったな。 だがね、笑ったのは予想以上に年齢層が上も多いからね、スキあらば座るのよ(笑)。ちょっとした曲の間とかさ、座るのよ。 たまたま私たちの座席近辺は特に『座って立って、座って立って』と繰り返していた。 何かクタクタのスーツを着たいい年の「おっさん」が、必死に仕事を終わらせて駆けつけて、『座って立って・・』をやっているかと思うと微笑ましかった。みんな可愛く思えた。 そしてどんなアーティストもちょっと前なら『武道館コンサート』となりゃ気合いも見え、衣装やステージも凝っていたと思うけど、今回はごくシンプルであった。 一切衣装も変わらずジーンズにキャミのままだ。 凝った演出もされない。 まあ、彼らがそんなスタイルなのは知っていたけど、一応「武道館」。 でもジーンズとキャミだ。 私もジーンズだし、彼らから音楽を取り上げてしまったら「こりゃ、私と入れ替わってもバレないんでねーの!」と思わされる感じだ(いや、バレるけど)。失礼。 あんなに『普通』なんだね。 「家から来ました」って感じなとこがいいじゃないの! 私も微妙な『座って立って・・・』を繰り返しながら、帰りには久々の運動(?)でクタクタになりながら腹ごしらえに武道館近くの汚い中華屋で食事した。 しかーーーし、ここで貧血勃発!→微発作。 これは明らかに貧血から誘発された微発作だった。 このところの『食事が面倒』というのも原因だろうね。 だから帰りも彼は私の駅まで送るという、相当の遠回りをして帰ってもらった。 ☆☆☆ それから数日。 今頃になってコンサート効果が出始めた(?)。 というのは、本当にあんなに『普通』で、変な気合いも気負いもない感じ(実際には違うだろうけど)で気持ちよく演奏し、そんな中に彼らの逞しさを感じた。 家からブラッと来た感じのまま、たくさんの人を感動させて生きる彼らの逞しさ。 ヘアスタイルから衣装から全てが客と変わらない。 きっと好きなことを、好きだから続けて来た、というそのままが伝わって心地良かった。 「好きなことを好きだから続けている」と、自然に周囲の人まで心地良くさせるもんなんだね。 そんな人が本当の意味で他人をも癒せるのかもしれない。 わかっちゃいるけど、なかなかそういうことを感じる機会はないし、皆日々に追われて忘れてしまう。 でも、それが本当は一番大事なことなんだよね。 私、それを久々感じたよ。 それが一番の収穫であった。 ★★★ 私もゆっくりとそんな風に生きれるようにしたいと思ったのであった。 目の前には問題が山積みでも、行き着くところがそんな感じであれば、最高な人生だろうなってね! ちょっと場違いのようなクタクタなスーツのおっさんも、仕事まみれになりながら、ヘトヘトになりながらも、みーんな頑張ってるんだな。別に病気じゃなくたってさ。 そしてつかの間の『コンサート』に駆けつける。何だか可愛いね。 だから私は幸せだね! 皆頑張ろうよ!私も頑張るからさ!でも、良い意味での『頑張り』ってことで。ね~! ★★★ お返事遅れすいません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年06月01日 12時40分10秒
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