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前々回の日記後、気持ちも切り替え改めて張り切った後すぐに、友人の死の『真実』を元上司から聞いた。
真実は・・・・・ 自殺であった。 発見されたときには、亡骸はここには書けないほどのひどい状態であったらしい。 足を下ろせる高さでの首吊り自殺であった。 ヤツとは少しだけマジメな話を電話でし、思い返せば「寂しい」と泣いていたときもあった。 そして、「たまに死にたくなるほど寂しく、怖くなる」と。 私の病気について、「どんな症状になる??」と聞いて来て、見かけによらずに「なんとなくわかる」と言っていたことがある。 そして私は、「死にたい、死にたいと思うことはあったけど、死んだらお終いよ!!」と言い、ヤツは「そうだよね。死なないでね。」などと言っていた気がする。 そんな会話をしていただけに、かなりのショックだ。 伝えたはずなのに伝え切れなかった悔しさがある。 ただ、ヤツは贅沢だ。 「生きたい」と願う人々に命を分けられるならそれでいい。 しかし、違うのだから。 あと、こうやって、残された周囲の人間は、まるで自分が何も出来なかったように、深く後悔することになる。 ものすごく、ヤツの役に立てなかったことを悔やむ。 そして、深く悲しみ、いつまでも傷となってどこかに残ってしまう。 楽しかったあの思い出も、この思い出も、全てが悲しい色に変わる。 それが「自殺」というものだ。 立とうと思えば立てるような高さで、苦しくても足を上げていたヤツは最後に何を思ったのだろう。 苦しくても足を上げて、死ぬまで我慢するほどの痛みが、ヤツのどこにあったのだろう。 遺書も無いので何もわからない。 バカなヤツだ。 オマエが思うよりずっと、悲しんだ人がいる。 オマエが思うよりずっと、たくさんの人に愛されていたんだ。 だらしない、バカなオマエのことを思い出せば、悲しくて仕方ない。 だから自殺は周囲の人々からすれば許せるものでない。 ただ、私は許してやる。 それがオマエの選んだ人生の終わらせ方なら・・・ ただ、向こうに行って後悔だけはしないでくれよ。 そこまで思い詰めるまでに電話の1本位してくれりゃー良かった。 そしたら笑わせてやったのに・・・ どんな話でも、電話をしてやれば良かった・・・ 気付いてやれずにごめん。 しかし、よくよく聞いてみたら、彼の自殺の約1ヶ月前に実のお兄様が病死し、その後彼が自殺し、その49日を待たずに、継父が病死したらしい。。。 相次いで3人の身内が亡くなった。 残されたお母様と義理の弟さんはショックだったろうと思う。 冥福を祈る。 私はまだオマエのところに行くわけには行かないんだ。 いつかまた会ったら、くだらない話をしよう。 次に生まれてくるなら、また私の側に来てくれ。 今度はもっと、いっぱい話を、ホンネを聞いてやるから。 一緒に泣いてやる。皆には面倒でも、私にはそのくらいなら出来るんだよ、自分が病気になったから。 私にはそのくらいしか出来ないけど。 だから次に生まれてくるときは、幸せになって、生き抜けよ。 だらしなくても、自分に嫌気がさしても、「生き抜け」ばそれでいいんだ。 皆、オマエが思うほど、立派じゃないんだから。 ただ、あんな話をしたことがあるから、そんな話をしたことあるのは私くらいかもしれないと思うから、私は何だかとっても、どこかで責任を感じるじゃないか!動揺するじゃないか!! オマエのせいだ!!バカ!! ★★★ 「自殺」なんてするものじゃない。 だって、本人は楽になると思っても、残された私達は、ただただ悲しく悔やむだけ。 「迷惑かけたくない」と思っても、残された私達には、『後悔』という、どうにもならない迷惑が残る。 ただ、『死にたいんじゃなくて、生きているより楽になれる気がする』という気持ちは私も持ったことがあるから・・・なんとも言い様がない。 でも、『楽になれるかも・・』と言っても、死んでしまったら、楽になる『場所』も一緒に無くなるんだ。死んで、どこで楽になるんだ。 そして思う。 こうして涙を流す人は、あなたが想像するより、実はもっと多いもんだ。 あんなにだらしの無いヤツでも、可愛げがあった。 そんなの、見る人は見ているもんだ。今回実感したよ。 だからあなたが思うより、あなたは愛されているもんだ。 どうせ死ぬなら、誰かに命を分けるくらいのことをして死んでもらいたい。 でも、それが出来るほどには、君は若すぎたよ。 もっともっと色んな経験をしてみなきゃ、命を分けれるほどには至らない。 人間なんてそんなもの。 その不甲斐なさやら、自分の弱さや情けなさに嫌気がさしても、生きていて欲しかった。 そしたら、時間はかかっても、違う自分になれるときが来るのに。 私だって、病気になって苦しんで、初めて少しずつ変われたんだから。 人間なんてそんなもの。 皆、君に負けないほど馬鹿だから、そんなときがあって初めて変われるんだよ。 わかって欲しかった。 「すぐ近くにいなくても、一緒に泣いてくれる人は、探せばきっと見つかるものなんだよ。私だって、いたじゃないか!でも、言ってくれないと、私だってわからないじゃないか!!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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