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2011.10.23
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さっき中国で有名な香港メディア鳳凰衛星が
タイトルの事件について特集をやっていました。
日本でも報道されているようですね。

同報道の内容ですが(僕の中国語聞き取りに誤りがなければ)、
まずこの子を轢いた、既に逮捕された二台の車の運転手は、
周囲に注意が散漫していて、見てなかったと言っていたと
報道されています。
そしてこの子を助けた女性は、賞賛される一方で、
ただ有名になりたかっただけではないか等と中傷され、
困惑し、実家のほうに引きこもってしまったということです。
また一番問題となる子どもを助けなかった18名については、
2人の声が紹介されています。
子どもを連れた女性は上のリンク先にあるとおり、
もう1人の男性は気づかなかったと自分の顔をメディアに
出してまで(或いは引っ張り出されて?)主張していますが、
ネットなどでの批判がすごいそうです。

鳳凰衛星はこの事件に関わった全ての当事者のそれぞれの
立場を紹介して、番組を締めくくっています。

中国(中国人)は今こうした事件が起きると、
だから中国は・・・、だから中国人は・・・と、
言われがちです(少なくとも私の知る限りで、日本では。)。
確かに以前よりは改善していると思いたいのですが、
中国人の民度に関しては、僕も未だに疑問視しています。
今回の事件も、僕にはわからないけれど、それとは
無関係ではないかもしれません。
でも、困った人、苦しんでいる人の見てみぬふりは、
何も中国に限ったことではありません。

結構前に、僕もよくは憶えてないけど、
日本で、新幹線だか電車の中で男性に乱暴(暴力?)
されていた人がいるのに、それを全く助ける人が
いなかったというニュースがあったのを記憶しています。
日本の社会にも目の前で起きている現実に
見てみぬふりをし、やり過ごしてしまうというところがあり、
中国人のことを必ずしもいいきれない部分も
あるのではないかと思います。

また、すごく簡単な話で、上の二例とちょっとずれるけれど、
例えば缶が電車の中を転がっていたとする、
それを拾ったほうがいいのは間違いないのに拾わない、
そういう部分は、僕は、以前から日本社会の一部分
であると思っています。

また、別に僕は自分がしたことをひけらかすつもりは
ないけれど、日本で、僕が電車に乗っていたとき、
電車の中で人がばたりと倒れ、僕はその人を次の停止駅で降ろし、
車掌さんに引き継いだことがあります。
その時、その倒れた人の周囲には人がたくさんいたのですが、
その人たちは一瞬、固まっていました。
その人を助けおこすまで周囲の人は動か(け?)なかったのですが、
周囲の人たちが固まっていた「瞬間」は僕には、
とても長く感じられました。

面倒くさいこと、困ったことに自分が巻き込まれそうなことに
そこから避けたい、逃れたいという心理は
少なくない人にあると思う。
広東での事件でも、
上の18人の中にはそうした心理が働いた人も少なからずいると思うし、
自分の目を疑いたくなるような光景を目にして、あっけにとられ、
自分の目の前で起きている現実を処理しきれず、何の反応もとれず、
そこから立ち去ってしまった人もいると思います。
僕も日本にいたとき、「光景」の程度こそあれ、
そうした経験をして、後で、
立ち止まっていればよかったと後悔を覚えたことがあります。

自分が目にした現実をやりすごさず、踏みとどまり、
しっかり向き合っていく意識が
どの国にいようと、どの国の人間であろうと
「人」である限り求められるものであり、
それは「モラル」の定義の一つだと思います。

簡単ではないけれど、
そういう意識を持ち続けたい、或いは持ちたいと
思っています。

最後になるけれど、同メディアはモザイクを入れていたとはいえ、
轢かれる瞬間の動画を流していました。
カダフィの最期の瞬間もそうですが、
海外メディアはこうした動画を流すという、
放送ラインの限界が日本とは差があるな、と思いました。





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Last updated  2011.10.23 22:24:15
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