辛かった合併症2〜貧血・痔
抗がん剤が開始時から貧血はありましたが,治療が進むにつれ徐々に進行しました.主な症状はめまいと軽い運動時に動悸・息切れでした.原因は抗がん剤自体による副作用(血液を作らない)と痔からの出血.以前からあった痔(外痔核+内痔核)が,抗がん剤による便秘と下痢で悪化し,排泄の度に内痔核から中等量の出血をするようになりました.6クール予定日の血液検査でHb(ヘモグロビン)が7.6(正常値11.6-14.8)になり,とうとう主治医から,治療を一旦中止して,痔の治療をするように指示が出ました.知人の薦めで野垣病院を受診し,全身状態を考慮して内痔核のみ摘出手術をすること.入院当日に手術が行われ,手術時間は15分程度で,翌日には退院できました.10日くらいは排泄の度に痛みがあり,痛み止めの内服と外用剤が必要でしたが,その後は症状もなくなりました.これで抗がん剤が再開できると思っていたのですが,血液検査の結果,貧血の改善は認められましたが,新たに肝機能障害あり.原因は鉄剤と抗がん剤によるものではないかと.(アルコール摂取量も増えていましたが…)6クール目は抗がん剤を20%減量して実施しました.