新型コロナワクチンの接種:副反応と注射部位について
私は医療従事者なので,3月末と4月初旬に新型コロナワクチンの接種をしました.アートメイクのお話の途中ですが,同じ乳癌経験者の友人から相談があったので,ブログに残しておこうと思います.===●副反応について1回目の接種は乳癌の既往があるために副反応のリスクを考慮して接種後30分間,その場で待機しました.アナフィラキシーやその他の症状もなく,帰宅しました.注射部位の痛みもそれほどなく,翌日に少しだるいかな?という程度でした.2回目の接種も同じく,注射部位の痛みも弱く,副反応はあまりないのだな〜と思っていました.しかし,翌日の昼頃から寒気と関節痛が出現し,帰宅後には徐々に熱が上がり,夜中に39度になりました.全身の関節痛も強く,まるでジーラスタ(抗癌剤治療によって減少する白血球を増やす注射)をうった後のようになりました.「久々に感じる,この全身が溶けそうな痛み…」と抗癌剤治療中の記憶が蘇り,少し懐かしくもあり,痛みを堪能(笑).明け方4時にはすっかり症状が無くなり,ワクチンが効いているんだな〜と実感しました.●注射部位について私は左の乳癌で腋窩リンパ節郭清をしているので,普段から左腕のリンパ浮腫予防をしています(具体的なことはまた後日).ですので,左腕に副反応(発赤や腫脹,痛み)が出ることは避けたいと思い,今回の注射は2回とも右腕にしてもらいました.看護師さんに説明をすれば,2回とも同じ腕にしてくれると思います.