|
カテゴリ:一般ランニング
真如堂を訪れたあと、またバスにも乗らず(バスは満員で乗れない)、ひたすら南に歩き、南禅寺前を通って無鄰菴までウォーキング。1.6km。
以前にふらっと立ち寄ったら予約が必要なことが分かったので、今回は当日ですがスマホで予約しました。 無鄰菴は長州出身の政治家であり軍人の山県有朋が作庭したことで有名な山県有朋の別荘です。 実際に作庭に携わったのは近代の作庭士で有名な小川治兵衛(七代目)とのこと。 無鄰菴の名前は山県の故郷の山口の実家が隣の無い開放感のある環境であったことへの郷愁から付けられたとのことです。 <無鄰菴の門> 無鄰菴のテーマは東山の借景(山県は東山を主山と称した)。 <母屋の座敷からは、東山がそのまま庭の一部として見える> <座敷から庭に出てみると、なおさら東山がきわだつ。> 山県はありきたりの庭が嫌で、庭を苔ではなく芝生で敷き詰めました。故郷の風景らしい。 <庭を歩くと芝生が目につく> <庭の奥から母屋をみると遠く感じる。高低差による錯覚らしい。> 山県は池の水が止まっているのが嫌で、琵琶湖疎水から水を引いて、流れる川を作りました。 <琵琶湖疎水を引いている庭の一番奥の滝> <茶室> <庭から見る母屋> 庭には洋館もあり、この2階には山県有朋、伊藤博文、桂太郎(首相)、小村寿太郎(外相)が日露戦争前の会議を開いた部屋があります。無鄰菴会議と言われています。 落としどころの無かった日中戦争や大東亜戦争と違い、戦う前から外交上のシナリオもしっかりしていた日露戦争の戦略をここで協議したかと思うと感慨もひとしお。 <無鄰菴会議の部屋> にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.06 14:46:17
コメント(0) | コメントを書く
[一般ランニング] カテゴリの最新記事
|