|
カテゴリ:雑感
先日テレビでアンガーマネージメントについて解説していた。
6秒数えれば怒りがおさまるというのは、科学的根拠がないらしい。 実験によると、怒りを紙に書いて捨てれば怒りがおさまるそうだ。 しかし私はなぜ怒るかという根本を追求したい。 怒る理由は、自分は絶対正しくて、相手が絶対間違っていると信じているときで かつ、相手に直してほしい時だろう。そうではなく自分の気晴らしなら言語道断である。 しかし、冷静に考えれば、自分が絶対正しくて、相手が絶対間違っているってことが 本当にあるだろうか。これは議論の対象であり怒りの対象ではない。 そして、怒ってはたして相手は変わるだろうか。 相手が犯罪者のような稀代の悪や分別の付かない子供なら、相手が絶対間違っているだろうが、その時はなおさら怒っても相手は直らない。恨みを買うだけである。 仏教で戒めることの一つに、怒りや憎しみがある。 また般若心経には「人それぞれ」とさとす文面もある。 犯罪者で稀代の悪でない限り、人それぞれであり、偉そうに怒る権利は誰にもないのである。 意見が合わないのであれば、議論すべきなのである。 そして自分が間違っていることがわかれば真剣に謝るのである。意地を張ってはいけない。 それぐらいの柔軟性がなければ、人格のない嫌われ者に過ぎない。 世の中の道理がまだわかっていない若者なら怒ることで、気づいて直してくれることも あるが、大人は怒っても、議論しても、ほぼ逆恨みされるだけなので、「人それぞれ」であきらめるしかないだろう。それでも考え方の相違が利害に影響する場合は「交渉」の段階に入る。 それでもwin-winが原則で、できるだけ強権を発動してはいけない。 この考え方に慣れれば、怒る場面などめったになくなる。 みんなで般若心経 [ (趣味/教養) ] にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.19 07:42:34
コメント(0) | コメントを書く
[雑感] カテゴリの最新記事
|