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2006.09.27
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カテゴリ:食の安全
 皆様今晩は星月
 いつも応援有難うございますハート
 ゆうべは、ちょっと疲れていたのか、夕飯が終わった途端にコテンと寝てしまっていました。
 覗いて下さった方、またまた日記更新がなくて、本当にすみませんでした涙ぽろり


 加工食品の原材料表示について書いて来ましたが、ここでここまでのところを簡単にまとめておきます。

1.原材料表示の前半には、普通の原材料が使用量の多いものから順番に記載されている。これはJAS法によるもので、表示されない原材料もある。(その基準について、詳しくはココ―農林水産省の資料)但し、アレルギーを起こす物質については表示の義務のあるものがある→※注1

2.原材料表示の後半に、使用量の多い順に食品添加物が記載されている。食品添加物は、使用してよい種類や量が食品衛生法によってきちんと規定されていて、使用したものは全て記載しなければならない事になっている。※注2


 この食品添加物の使用基準は、動物実験犬OKねずみNGなどから、人が毎日摂取したとしても全く影響がない、というものになっているそうです。



さて、食品添加物は、原則として、物質名で表記しなければならない事になっています。
但し、添加物の化学名では一般の消費者に馴染みが無く、逆にわかりにくくなる場合には、用途名を併記する事になっているか、又は用途名だけを一括で表記してもよい事になっていて、これも又、一つ一つが細々と決められているのです。※注3


さあ、やっと出て来ます、香料が


香料というのは、この、用途名を一括表示できる食品添加物に入る訳です。




 食品添加物として、現在認められている合成香料は、全90種類、天然香料の基原物質として認められているものが612品目。


香料というのは、これらの合成香料と天然香料を多数組み合わせて、調香師(フレーバリスト)が調香して作るものなのです。




 ここで、ちょっと悲しいお知らせです号泣

 昨日までこの厚生労働省のページから、全・食品添加物のリストにアクセスできて、全・合成香料90種、「天然香料基原物質リスト」に612品目の基原物質、のリストがあり、それぞれのページのリンクを貼ろうと思っていたのですが、現在メンテナンス中なのか、各表のページへのアクセスが出来なくなっています。
 省庁のホムペなので、すぐ復活することとは思うのですが、復活し次第、改めてもう一度御案内したいと思います。興味のある方は、こちらから探して見て下さいね。9月12日まで表示、とされていたものが、昨日まで見られていたみたいなので、ちょっと遅れての掲載の準備中なのかと思います。

 という事は、食品衛生法で規定される物質というのが、度々変わる、という事なのですね。

 ちょっとしまらない結論になってしまいました。


少しは役にたった、と思った方、ポチッとお願いしますね!→banner_02.gif


食品添加物などに興味のある方、こちらも覗いて見てください。
今さら、かも知れないのですが、生活クラブについてまとめました。
ホームページビルダーを導入したので、初めてスタイルシートなど自分で作ってみました。








※注1・アレルギーを起こしやすい食品の内、卵、乳、小麦、そば、落花生の五つについては、少量でも表示する様に食品衛生法で義務付けられている。その他、あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナの二十種類についても、表示が奨励されている。

※注2・ 但し、表示の義務のないものとして、
・原材料の中に含まれていた食品添加物(例えばお煎餅に使われたお醤油に入っていた添加物など)―キャリーオーバーと言われる
・栄養強化の目的で使用されるビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類
・食品の加工の為に添加されるが、出来上がる前に除去されたり、出来上がった食品に影響を及ぼさなくなるもの。
が挙げられます。

※注3・
用途名を表記するものと表示例
・甘味料 -甘味料(サッカリンNa)、甘味料(ステビア)など
・着色料 -着色料(赤2)、着色料(黄4、青1、アナトー) など
・保存料- 保存料(安息香酸Na)、保存料(ソルビン酸K)など
・増粘剤、安定剤、ゲル化剤または糊料- 安定剤(CMC)、ゲル化剤(ペクチン) など
・酸化防止剤 -酸化防止剤(BHT)、酸化防止剤(エリソルビン酸Na) など
・発色剤 -発色剤(亜硝酸Na)、発色剤(硝酸K) など
・漂白剤- 漂白剤(亜硫酸Na)、漂白剤(亜硫酸塩) など
・防かび剤または防ばい剤- 防かび剤(OPP)または防ばい剤(OPP) など

一括名で表記して良いもの
・イーストフード( イーストの栄養源 )塩化アンモニウムほか
・ガムベース (チューインガムの基材)グリセリン脂肪酸エステル、酢酸ビニル樹脂 ほか
・かんすい( 中華麺の製造 )炭酸カリウム(無水)、炭酸ナトリウムほか
・苦味料 (苦味の付与、増強 )イソアルファー苦味酸、カフェイン(抽出物)ほか
・酵素 (炭水化物やたんぱく質の分解等を行う )アガラーゼ、アクチニジンほか
・光沢剤 (食品に光沢を与える )オウリキュウリロウ、カルナウバロウほか
・香料または合成香料( 香りの付与、増強 )アセト酢酸エチル、アセトフェノンほか(及び天然香料)
・酸味料 (酸味の付与、増強 )アジピン酸、クエン酸ほか
・軟化剤( チューインガムを柔軟に保つ )グリセリン、プロピレングリコールほか
・調味料 (味の付与、調整剤 )L-アスパラギン酸ナトリウムほか
・豆腐用凝固剤または凝固剤 (豆乳を凝固させる )塩化カルシウム、塩化マグネシウムほか
・乳化剤 (食品の乳化、起泡等 )グリセリン脂肪酸エステルほか
・pH調整剤 (適切なpH領域に保つ )アジピン酸、クエン酸ほか
・膨張剤、ベーキングパウダーまたはふくらし粉 (パン、菓子等の製造工程でガスを発生して生地を膨張させる )アジピン酸、L-アスコルビン酸、塩化アンモニウムほか





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Last updated  2006.09.28 00:26:20
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