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カテゴリ:映画・テレビ
純情きらり、終わりましたね。
テレビドラマ、それも朝の連ドラとなると、書けない事も一杯あるだろうな、と思うんです。 不倫とか、死とか、あまりネガティブな事は、朝から見たくないもの。 BSで見ていると、純情きらりのすぐ後に『君の名は』が始まって、あれが不評だった原因がよく分かって面白かったニャア。今をときめく鈴木京香さまの出世作?ですけどね。 って事もあって、私は、原作(原案)とは違って、桜子はペニシリンの発明まで生きていて、死にそうになったけど復活する、に賭けたい気持ちもあったのですが… やっぱりダメでしたか でも、あのくらい桜子の死の前の状況を明るく描いてあげなくてはならないのは、やっぱりテレビドラマならでは。結局死ぬ事になっているからこその描き方だったんですね、今から思えば。 だってね、原案では桜子が死ぬ直前に、冬吾が、いかにも太宰治がモデルって感じで最期を迎える。その代わり、ドラマにある様な、二人がお互いを異性として意識してしまう部分はなかった。もしかしたら、この二人は精神的な高邁な部分に共通項があったのかな、みたいな感じ。 純情きらりの前半、あまりにも明るく楽しく描いていて、最後まであの雰囲気が続いて欲しかった人も多かったのでは? 実は、原案の桜子は、あんなに『職業婦人』として成功している訳ではなく、芸大を受けたい強い気持ちはあっても、女の子がそんな事が出来る時代じゃない、それにそんなに芸大に合格するのは簡単な事ではないという前提のもと、あっさりと諦めて、もう本当に有森家の兄弟達の為に骨身を惜しまず戦時中の苦しい時代を働いて生き抜く、というストーリーです。 テレビドラマは、『やりたい事をやりぬく』なんていう、随分現代的なテーマにアレンジされていますね。 原案には出て来ない『マロニエ荘』は、息子一号いわく、『NANA』(宮崎あおいちゃんも出演で映画化されました)あんど『のだめカンタービレ』だよ、とか。 また原案では、達彦は割合脇キャラで、きょうだい愛の方にスポットライトが当たっている感じ。テレビドラマにするにあたっては、きょうだい愛よりは、友情の延長の様な夫婦愛にした方がドラマらしくなる、とか、そういうのがあったのかな。 連続ドラマの難しいところは、毎朝それなりにクライマックスを作って次に続けていかなくてはならないところ、その時の大衆に受け入れられる主人公やテーマにすること、ホームドラマにすること、などなど、一杯ありそうで、その点ではとても楽しませて頂いた、と思うのですが、どうしても最後の方まとめるのに、苦しい部分があったのかな?と、少し残念。 良かったら純情きらりの隠し部屋もどうぞ~~ 次の芋たこ南京、面白そうですね。また楽しみにしちゃう。 ※ここから下は、十月二日に更新しました NHK連続テレビ小説「純情きらり」オリジナル・サウンドトラック 純情きらりのドラマで使われた曲が27曲も収録されちゃってます! ピアノソロ NHK連続テレビ小説 純情きらり ピアノソロ 中級 話題のTVテーマ&CMヒット ~ハネウマライダー~ 純情きらりや功名が辻のテーマ曲も収録 【予約】 のだめカンタービレ 2007年カレンダー ←一日一回、愛の一ポチお願いネ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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