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カテゴリ:普段着のレシピ
浅田真央選手のショート・プログラムの衣装が、SM緊縛地獄のなんとやら、とか、前回書いてしまったのだけれど、ネット上でも話題になっていたようだ。
亀甲縛り、、、なんじゃそりゃ。知らんわぁ その件は置いておいておくとして、浅田選手だけじゃなくて、日本の女子選手全般の衣装にありがちだと思うのだけれど、きっちり左右対称になっているケースが多い。
和服がなんでエレガントで色っぽいのかっていうと、前が打ち合わせになっているので、着付けた時にどうしてもアシンメトリックになるからではないかと思うんだ。見返り美人は体をひねってこちらを振り向いているから色っぽいんだというのも、美術の評論なんかでは良く聞く話。 キム・ヨナ選手の衣装や振り付けは、その辺りの事がとても良く考えられており、取り入れられている。 バンクーバー五輪のキム・ヨナのショートプログラム、007の「バキューン」の、撃った後斜めに手を挙げる動作、それに大胆に肩を出した衣装。
真央ちゃん、恋でもしたら、とも思うのだけれど、彼女の演技が演技力不足とか子供っぽく見えてしまうのを、本人の資質だけのせいにしてしまうのは、本当は可哀そうなのだ。 浅田選手だって女性だ。しかも、世界の第一線で戦っている二十歳の立派な大人なのだ。彼女らしい女性らしさとか大人っぽさとかっていうのは、見えにくいかも知れないけどちゃんとある筈で、それを演出や衣装で引き出すのは、まわりの大人たちの責任なのではないのだろうか。 とかく比べられてしまうキム・ヨナ選手が、国家プロジェクト的に演出されているのに比べて、「我が」浅田選手を、「アノ」衣装を着せたまんま国際試合の俎上に乗っけてしまうなんて、日本のフィギュアスケート首脳陣、引いてはスポーツ関係者、ファッション関係者の頭はどうかしてんじゃないの?と思うのは私だけ? おかしな例を引くが、かつて日本は囲碁ではどこの国よりも強く、中国や韓国から囲碁留学に来る若者も後を絶たず、世界の中心的な存在だった。 だが、中国や韓国では、日本を追い越せ追い抜け、の精神があったからか、また、他に楽しみもあまり無かったせいもあるのだろうか、囲碁で身を立てれば御殿が建つというくらいに国家が力を入れた結果、今では全く関係が逆転している。その国の最強のプロ同士で戦うと、どうしても中国や韓国のプロに、日本のプロは勝てないらしい。 日本は今、せっかく東京ガールズコレクションだとかが世界から注目を集め、ファッションが世界に売れる文化の一つになりつつあるのだ。 美の祭典でもあるフィギュア・スケートの世界大会が、日本全体の経済にもたらす影響は限りなく大きいのではないかと私は思うのだが。 要するに、日本のファッション業界が世界に占めている地位まで、このままだと韓国だとかに持ってかれまするぞよ、という提言。 浅田選手の敗因の一つとして、痩せすぎて筋肉まで落ちてしまった事も大きいと思うけど、それはまた別の話。キム・ヨナ選手は筋肉ムキムキでしたもんね。美しいボディ・バランスの下に隠れて。
バンクーバーの時の「道」のコスチュームなんかも、小さなスカーフが首に巻かれていたりしたのだが、これがまた、微妙にアシンメトリックで、大ちゃんが立っているだけで何だか道化師のアイロニーを感じさせてくれる様な素敵なデザインだった。 あの伝説的な白鳥の湖のヒップホップバージョンも、コスチュームデザインと共に忘れられない。 大ちゃん、チーム高橋っていうのががっちりサポートしてくれていて、やっぱりそういうのが無いと、なかなか難しいのかも知れないな、スポーツ選手は。 ところで、分かりにくいフィギュア・スケートのルールに、我が息子が急に詳しくなったと思ったのは何年前だっただろうか。 週刊少年サンデーに掲載された「ブリザード・アクセル」という漫画のお蔭だったらしい。 当時とはルールも違って来ている様ですが、ルッツだとかアクセルだとかのジャンプの決まりなど、今でも十分参考になるところはありそう。これを読んでから競技を見ると、一味違って深く見る事が出来るみたいです。飲み会の小ネタとしてもイケそうかな 八木沼純子さんも絶賛していらっしゃいます。↓
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Last updated
2011.05.12 18:33:20
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