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2011.05.12
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カテゴリ:放射能汚染
 武田邦彦先生・著「原発事故 残留汚染の危険性」を読みました。
 以下、私が書いたレビューから抜粋です…

 著者はご本人いわく、「安全な原発推進派」。私こと小さな小さなcallaway seed(楽天IDがね…)はどうにかして世の中から原発なんてもんは消えて無くならないかしらと社会の片隅から、以前からずっと密かに願っている。
 私がこの本を価値ある物と感じるのは、原子力安全委員会の中に身を置いていらっしゃった経歴もある著者ならではの視点で、日本の原子力政策や行政のあり方の誤りをズバズバと歯に衣着せぬ物言いで切っていらっしゃるからに他ならない。……(中略)……
 あとがきに、「もしかすると今度の事故は、原子力というものを日本人が利用してはいけないということをいっているかもしれません」とある様に、武田先生としても、自らのお立場からこの機会に問題提言をされたかったのだろう。さらに言えば、対策法を書いた部分が少ないのは、事が起こった後で対策を立てるのでは遅いというのが原発事故の本質で、一番大切なのは、この様な事故を起こしてはいけないという事なのだ、と、おっしゃりたいのではないか。
 原発に反対、とただ感情的に叫ぶのは簡単だが、こういう人の意見に耳を傾ける事こそ、今の私たちにとって、とても大切な事なのではないだろうか。

(…以上、レビューからの抜粋終わり。
武田先生のブログはコチラ

 日本で最初の原子炉が運転され始めたのが1957年。武田先生は1943年のお生まれだそうだ。

 1964年には東京オリンピックが開催され、テレビが普及した。
 
 1960年生まれの私が幼い頃、そのテレビから「鉄腕アトム」のアニメソングが流れていた。

「♪心やさし~ ラララ 科学の子~ 十万馬力だ 鉄腕アトム~」

 今の感覚からすると、古色蒼然、という感じかも知れないけれど、当時は本当にモダンな感じがしたものだ。


(YouTubeよりお借りしました)


 この「十万馬力」の元は、アトムのハート型の心臓のところにセットされた原子力(atomic)エンジンだ。

 当時、1960年代という時代は、戦後20年も経っていても、都心でも空き地や資材置き場が沢山あったり、今から考えてみればまだまだ何かと戦後の臭いを引きずっていた時代だった気がする。「二十世紀少年」の主人公たちが子供の頃と同じ時代だというと、雰囲気が分かりやすいかな?
 冷戦の中でアポロ計画が進み、ケネディが暗殺され、世界中あちこちで核実験が相次いで行われた。

 こんな時代背景の中、当初は原発は未来の夢の技術の様に思われて、みんなに歓迎されてスタートした様だ。

 思うに、原子力爆弾によって敗戦を迎え、とことん打ちのめされた当時の日本人の心にとって、その原子力を、今度はアトムの様な「優しい、正しい科学の」心と力で利用して経済復興するのだという目標は、一つの支えみたいになっていたところがあったのではないだろうか。

 武田先生の本にも、当時は優秀な学生が原子力の分野に進むケースも多かったのだという記述があった。
 確かに、武田先生が、いや、多分多くの当時の日本人が夢見た様に、人間がこんなに危ない技術を使いこなせる様になる事が出来るのだとすれば、こんなに素晴らしい事はない。しかし、10万年もの間、廃棄物を管理し続けなければならないという事実一つをとっても、それはまるで人間が神になる様なものじゃないかと私は思う。

 仏教説話に、群盲象を評すという話がある。
 象がどんな物なのか分からないという盲人達に、王が象を触らせると、足を触った者は象とは木の幹の様な物だと言い、尻尾を触った者は箒の様な物だと言い、耳を触った者は団扇の様な物だと言い…という話だ。
 私の実家は浄土真宗の寺なので、私はこの話は、人間というものは仏様に比べると盲人と同じで、仏法全体の姿をそのまま理解するには能力が不足しているのだという例えの様に思っている。

 仏教というのは面白いところがあって、仏様の教え、つまり仏法というのは、宇宙や自然の真理、と言い換えられる様になっている。

 科学は宇宙の真理を探究する学問だ。その科学が万能だと思う人も居るかも知れないけれど、実は科学も盲人たる人間の思い込みの産物という一面がある。
 これは、悪い事ばかりではない。人間にとってまだまだ未知の分野が自然界にはあって、科学はこれからいくらでも発展しうるという事でもあるからだ。

 但し、盲人は自分が盲人であるという自覚と謙虚さを持たなければ、大怪我をする事になる。

 私は、原子力の廃棄物が生物にとって完全に無害な物質に変えられる発明がいつか科学によってなされること、そしてそれまでは原発の運転は何とかストップの方向に持って行って、廃棄物の管理だけが出来る限り徹底して行われる事を願っている。

 戦後、60年以上も経ち、十干十二支も一巡り以上。

 日本の国にとって、原子力発電は、「既に一定の役割を終えたのだ」と考える事はできないものだろうか。



 ところで、実際の残留放射能対策には、こちらの本が分かりやすそうです。↓


 こちらの本も、ずっと脱原発に取り組んでいらした京都大学の先生の書かれた本で、おすすめです。↓
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 最後にお口直し??
 このアニメもめっちゃ好きだったなぁ~スマイル
 ワァ~オワァ~オワオ~~!マラソンマラソン


(YouTubeよりお借りしました)




 





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Last updated  2011.05.13 09:16:32
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