うーろん　まめ蔵

　我が猫のまめ蔵君は、私が帰宅すると　玄関に出て出迎えてくれる。

　まめ蔵以外の家族は帰宅時に玄関で迎えてくれるのは、もう化石となってしまった。

　我が家の他人にもまめ蔵は出迎えるのかと聞いた所、出迎えるのは私だけみたいだ。

　疲れて帰ってきた時に、玄関で迎えてくれるのは、「お疲れさま～大変だったでしょう。」という感じで、とっても気持が良く、疲れが吹き飛ぶ。




　靴を脱いで一歩フロアに上がると、一緒に行動を始める。

　最初にまめ蔵が転がって「ニャー」といいながらなでてほしい仕草をする。

　すかさず　「そうかそうか」と言いながら猫専用ブラシで体をブラッシングする。


　当猫は気持良さそうに　左右に転がってはブラッシングを毎日受けるのである。

　ある程度ブラッシングで気分が落ち着くと、遊んでほしい仕草となることから、片手でご飯を食べながら、片手で遊んであげる。

　ある程度遊ぶと　満足したように　自分のいつもの場所にて休憩をするのが日課である。

　休日に、天気が良くなったので　抱っこして外に散歩しようと　まめ蔵を玄関で誘うと、思いっきり頭を左右に５～６回も回して「ニャー」と言って、玄関から離れていく。

　こいつ、本当に人間の言葉がわかるのか？と　思ってしまう仕草である。


　先日、抱っこして出ようとしたら、今度は普通の「ニャー」ではなく、外に出たくないような高い泣き声で「ニャァハハハッ」とか言いながら、前足を押し付け逃げた。

　まめ蔵は、外より家の中でのんびりするのが良いみたいである。

　不思議な猫だと思ってしまうのは　私だけだろうか？

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