うーろん　まめ蔵

　一般に知られるは「すいとん」と呼ばれる料理があるが、こちらの地元では「ひっつみ」と呼ばれる事が多い。

　wikipedeiaでは、「すいとんの料理名は主に青森県、岩手県周辺地域で使われてる。それ以外の地域にも日本中に同様の料理が存在している。地方によってひっつみ、はっと、つめり、とってなげ、おだんすの料理名で呼ばれる」と記載されている。

　さて、この「ひっつみ」であるが、私の知っている「一条」というお店が特に有名で、とても美味しい。

　たかが「ひっつみ」と思うなかれ。ここの「ひっつみ」には魚の「きんきん」が丸ごと入っているので、魚のだしと、身が絶妙の味を引き出しているのだ。

　口の中に広がるあの味と、「ひっつみ」が程好く伸びで口の中に広がるあの感じ。

　たまりません。　

　・・・・しかし、既に閉店してしまった。

　参考ブログ　http://marugoto.exblog.jp/5300144/


　もうあの「ひっつみ」は食べれないのかと思うと　とても寂しい。

　いや、ひょっとしたら、あの味と同じ所があるのでは？

　昨日は酔ったついでにひっつみ探しに街の中を　さまよう。

　そういえば、最近　オープンした地元の屋台村にあるのでは？

　と思い、早速「みろく横丁」に行く。

　一軒一軒観て行き、つぎは「さくら」の店の前に。

　ここだったらありそうだな？と思って　お店の人に聞いてみたら。

　「あります」との事。

　それも　「きんきん」入りだ　「やったゼ」

　連休と言うこともあり、屋台屋全体が混雑している。

　ちょうど、この時期　地元の　ホッケーチームの旗揚げもあり、カナダからのお客さんも来ていたりして全ての店はとても混んでいた。
　
　昨晩は　暖かさも手伝って、定番の　外にテーブルを出して　露天状態。

　早速、外で待つことに。

　さすがに　ひっつみをオーダーする人が居ないのだろう。　小麦粉を練るところから行っていたみたいで、少々時間がかかった。

　その分、期待が　高まる。

　そして　ついに　きんきん入りのひっつみがテーブルに運ばれてきた。

　お店の人も　１杯、１人では食べきれないと言っていたので、２人ではあったが、１杯だけ頼んで正解。

　大きなどんぶりに、半身のきんきんの入った「ひっつみ」が目の前にドンと置かれた。

　スープは、ほぼ　透明。

　早速　おおきなどんぶりから蓮華で奥さんと小分けして、スープを一口。

　ん～　あの味だ

　いやはや　二人で　にやりと笑いながら　舌鼓。

　さすがに外で待っていると　段々寒くなってきたが、この一口でもう　十分に暖かくなったのであった。

　たぶん、この一品は　まだ　誰も知らないだろう。

　八戸ラーメンも良いが、是非　ヘルシーな「きんきん入りのひっつみ」にお試しあれ。




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