昨日の続きです！

『ラストサムライ』の事を日記に書いていて、思い出したのですが、
オーストラリアに来た当時（１７年前）、もちろん日本人や日本を知る人が大多数だったと思いますが、
あるオーストラリア人に（別に田舎の人ではありません）こんな事を聞かれました。

「何であなたは　ちょんまげ　を結ってないの？」

ちょっと待てよ！！！いつの話してるんだい！それに私はオンナだよぉ～！！！
あまりにも日本人＝着物・ちょんまげ・刀、そして芸者。この方程式の印象が強かったのか、
それだけ、日本人に対する認識がなかったのか？そういう人がいました。
その頃『ラストサムライ』をやっていれば、ちょんまげはもう時代遅れというシーンを見て
納得してくれたことでしょう。。。

同じ頃、まったく逆で、日本も日本人も大好きで、暇さえあれば日本へ行き、（その頃ワーキングホリデーで
人数のバランスを取るため、オージーは何回でも日本に行けたらしい）、大学では日本の歴史・文学をそれは詳しく学び、
私より、日本の歴史や漢字をよく分かっているオージーの友達もいました。宿題を手伝って！と頼まれて
見てみたら、私にはチンプンカンプンの日本史でした。まったくお手伝いにならなかった事を覚えています。
ちなみに彼は何回も来日しているうちに、日本も日本人も好きだけど日本で住むのは大ッ嫌い！！！
もう２度と日本には行きたくない！に残念ながら変わってしまいました。。。

１６年前に一緒にシェアした人も、日本人と話すのも初めて、面と向かって会ったのも初めて。という
ポルトガル人でした。ポルトガルと言えば、日本人は昔から馴染みだったんじゃないの？？？
確かに彼女の知識（頭）の中の日本人は確立していたようですが、やはり現実に面と向かった人間　対　人間の付き合いとなると
日本の事はサッパリ知らない。その頃は外人からはそういう印象をよく受けました。
彼女はその後、とても誠実で綺麗好きな日本人（私の事？）が大好きになって、私がそこを引っ越して出てからも
ずっと日本人のシェアメイトと一緒に住んでいました。

そういえば、私もまさかオーストラリアに住むとは思ってなかった頃に、「オーストラリアは？」と
アメリカの替わりに留学機関の人に勧められた際、ニュージーランドはスキーへ行きたいと
いうことからまだ少しは知っていたけど、当時はオーストラリアは旅行先でもまったく人気などなく、
いったいどういう国なんだ？？？オーストラリア人って？とほとんど知識がなかったから、
まぁ、日本に関して外人は知らな過ぎる！なんて文句が言える筋合いではなかった。

でも、でも、今の時代は、違う！！！
これからももっと、日本や日本人の事を正確に紹介・描く映画が増えることを期待しています。