山下達郎~10/27は「千秋楽なんちゃって」
鑑賞日:2010年10月27日(水)18:30開演入場料:¥8,000 1階(18列38番)主催:TOKYO FMJACCS PRESENTS Performance 2010山下達郎会場:神奈川県民ホール 演奏ボーカル、ギター、キーボード:山下達郎ギター: 佐橋佳幸ベース: 伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス: 土岐英史ドラム: 小笠原拓海コーラス:国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘感想 昨年6年振りの山下達郎のコンサートがあり、その際のブログに、『「コンサートツアーは毎年続けて行く、新譜アルバムも直ぐに出す」と言っていたが、ファンの方はいつもの台詞と苦笑しながら、次回のコンサートを気長に待つことに。』と書いたが、新譜アルバムの方は予想通り9/15発売が延期(時期も現在未定)。ツアーの方は(嬉しい方に)予想を裏切られ何と今年も全国で開催。本日は定時に職場を飛び出して、気温10℃寒空の中、山の神と伴に神奈川県民ホールへ。 今年デビュー35周年とのことでコンサートも当初35回が予定され、その最後が本日の神奈川県民ホールだったが、追加公演が後に3本入ったので当人曰く「なっんちゃって千秋楽」。 何時ものように1人アカペラのテープが流れ、メンバーが登場。リズムギターが鳴りスポットが達郎に当たってコンサートがスタート。昨年はヒット曲が中心だったが、今回はシングルカットされてないマイナーな曲も多く、シュガーベイブの当時のアレンジで聴けたのは稀少。1人アカペラは勿論のこと、1人コーラステープに合わせた演奏曲もあって、演奏内容も昨年より工夫されている。 昨年からバンドメンバーが固定され、また今年ツアー中の最後の方だったこともあり、バンド演奏全体が安定しており、安心して聴けた印象。ギターやサックスのアドリブ部分も完璧。またアンコール曲も2曲ほど多かったようで、終演は22:00をまわっていた。 舞台セットも良かったが、これ以上はネタバレなので省略(昨年同様本人の依頼もあり)。何より達郎のボーカルが昨年より更に良くなっており、開演18:30から3時間半歌い放しにも係わらず、アンコールで3オクターブ出す所は流石。 30年以上前の曲から現在の最新曲まで聴いても、全く違和感なく、音楽の一貫性を感じられる。また詩の内容が当初の恋愛や個人的なものから最近の社会、人生、人類的なものに変わって来ている所は年齢を積み重ねた影響からでしょう。最後の一言も達郎らしい。 客席は勿論満席で、立見もあり。年齢層は親に連れられて来た小学生から、60歳超え頭が禿げ上がった方まで幅広いが、後半は席を立って手拍子、何時もの曲でクラッカーを鳴らし、皆で達郎の音楽を楽しんでいることがよく判る。 今年は更に10年振りの竹内まりやコンサート等もあり、新譜アルバムはいつになるか?「コンサートは還暦まで毎年続け、来年はライブハウスで」とも言っていたが、昨年同様、ファンの方はいつもの台詞と苦笑しながら、次回アルバムとコンサートを気長に待つことに・・・。End