テーマ:好きなクラシック(2327)
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鑑賞日:2024年10月27日(日)14:00開演 入場料:¥6,000(5階R列) 主催:(財)東京二期会 ボン歌劇場との共同制作 <東京二期会オペラ劇場> オペラ「影のない女」 〈ワールドプレミエ〉 オペラ全3幕 op.65 (ドイツ語上演/日本語および英語字幕付) 台本:フーゴ・フォン・ホフマンスタール 作曲:リヒャルト・シュトラウス 会場:東京文化会館 大ホール <スタッフ> 指 揮 :アレホ・ペレス 演 出 :ペーター・コンヴィチュニー 舞台美術:ヨハネス・ライアカー 照 明 :グイド・ペツォルト ドラマトゥルク:ベッティーナ・バルツ 合唱指揮:大島義彰 演出助手:太田麻衣子、森川太郎 舞台監督:幸泉浩司 公演監督:佐々木典子 公演監督補:大野徹也 合 唱 :二期会合唱団 管弦楽 :東京交響楽団 <出演> 皇帝:樋口達哉 皇后:渡邊仁美 乳母:橋爪ゆか 伝令使:友清 崇、髙田智士、宮城島 康 若い男の声:下村将太 鷹の声:種谷典子 バラク:清水勇磨→河野鉄平 バラクの妻:田崎尚美 バラクの兄弟:岸浪愛学、的場正剛、狩野賢一 感想 2022年に予定された公演が新型コロナ感染症の影響で中止となり、その後クラウドファンティング等も行い、東京二期会公演として上演されるとのことで、ようやく夏日にとどかない気温下の中、上野へ出掛けた。 上野周辺では「Tokyo Opera Days 2024」と称してオペラ関係の演奏会や展示が行われているらしく、東京文化会館のロビーにも「世界的日本人デザイナーによるオペラ衣裳展~森英恵、コシノジュンコ、髙田賢三~」の展示があった。 今回大幅な読み替えの演出となっているらしく、事前のあらすじ紹介がされ、それに関する批判意見が既にネットで多く見られる。 客席は1階両サイドと奥、3階席両サイドに多くの空席が見られ、6~7割程度の入りか。 時間となり客席暗転、指揮者登場。幕が開くと、赤く染まった地下駐車場に黒い大きな車(キャデラック)が止まっている。いきなり銃の撃ち合いがあり、その後オーケストラが入る。 あらすじでは皇帝がマフィアのボスで皇后は敵対する「霊界の王」の娘、バラクは人間界の遺伝子操作研究所の所長。1年以内に皇妃に影が出来ないと(=妊娠しないと)、皇帝は石(=コンクリート詰め)にされる。バラクの研究所で皇帝と皇后が、影(=妊娠→赤ん坊)を手に入れようとするストーリーらしい。 今回所要があり第1部(第1幕と第2幕途中)しか鑑賞出来なかったので、演出全体をどうこうと言うことは出来ないが、第1部観た所では、歌詞は原作通りで、設定や曲順を入れ替えているので、矛盾だらけで意味不明に感じた。 まあ細かい所は気にせず、全体的に映画やドラマを観ているように楽しめば良いのでしょうが。 途中ラジカセのスイッチOnで音楽を鳴らし、Offで音楽を止め日本語のセリフを言うのは面白い反面、音楽自体を台無しにしているのは確か。 歌手は皇帝役の樋口達哉、皇后役の渡邊仁美、乳母役の橋爪ゆか、鷹の声役の種谷典子、バラク役の河野鉄平はしっかり歌えていた。中でもバラクの妻役の田崎尚美はオケの大音量の中でも声がしっかり聞こえて来て、流石でした。 エンディングも大幅に読み替え、曲順入れ替えで、原作とは全く違っていたようで。 日本の場合は、読み替えは余り歓迎されず、毎回カーテンコールではブーイングが出たとのこと。 東京二期会の25-26年シーズンラインナップの発表あり。『さまよえるオランダ人』『こうもり』『ファウストの劫罰』『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』『ルル』とバロック、イタリアベルカントが無いのが残念。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.06 08:53:48
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