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カテゴリ:美術館
1ヶ月に4回程度アートボランティア参加しています。。
沢山のボランティアがさまざまな形で支えていますが、 私は主に、受付や監視をメインにしています。。 この美術館は地元出身の日本画家、奥田元宋画伯と 奥さんで人形作家の小由女(さゆめ)さん・・お二人の美術館です^^ 夫婦の美術館というのは日本でも珍しいとか。。。 一昨年4月に開館してはや2周年が過ぎました^^ 小さな田舎町ですが、多くの方が来館されています。 元宋画伯は風景画、そして“元宋の赤”と言われるように 晩年は赤の色をメインに沢山の大作を描かれています。。 もっとも有名なのは京都・慈照寺(銀閣寺)の障壁画“山霊重畳”でしょうか。。 一昨年の開館記念展では、慈照寺さんのご好意により2ヶ月ほど“山霊重畳” の作品も展示していただいて、じっくり見させてもらうことが出来ました。。 赤を魂の色・・と定め、渾身のエネルギーを込めて、描かれている風景画は 観ている私たちへすさまじいパワーを分けていただいているよう。。 ただ・・・残念な事に・・・美術館の鍬入れ式には参加された元宋画伯ですが、 開館前の平成15年に90歳であの世へ旅立たれました。。 数日前まで意欲的に集大成としての水墨画に取り組んでいらしたようです。。 小由女さんは今現在も精力的に作品作りに励んでいらっしゃいます。。 ・・・・月が一番美しく見える美術館・・・・ 元宋画伯の初期の代表作“待月”。。手前に川、すぐ側の山の向こうから 今まさに月が昇ろうとしている瞬間を捉えた作品ですが、 ロビーから見える風景は“待月”を連想させるように工夫してあります。。 そして毎月、満月の夜と十六夜の夜は、開館時間を午後10時まで延長して 上ってくる月を見たり、お茶室ではお抹茶の接待・・ ロビーではミニコンサートも毎月開かれています^^ 美術館の周りはもちろん自然いっぱいです^^ 先日、ボラ参加の前に、遊歩道を少し歩いてみました。。 西側玄関からスタート 休憩所の天井は・・青空が・・ 自然の石(愛媛 庵治石)がひんやりと心地よい 美術館を背にどんどん歩いていくと・・ 元宋画伯は短歌にも精通されていて、宮中歌会始で詠まれています。。 ・・・彩れる 秋うつさむと 山峡に 木葉しぐれの 音をきき居り・・・元宋 巣箱も取り付けてあり・・・ 木立の向こうに見えるのは美術館の休憩室・・もちろん中からゆったりと自然が堪能 できるようになっています。 東側玄関の前の赤いアーチの橋からの眺め・・左下の緑の中に上の遊歩道があります。。 夕方ボランティアを終えての帰りに赤いアーチの橋より・・見事な雲が。。 同じところから左にもカメラを向けて・・ワイナリーもすぐ側です。。 季節が進みしばらくすると、紅葉の時期がやって来ます^^ 9月5日からは企画展・・憧れのヨーロッパ陶磁・・マイセン・ゼーヴル・ミントン展 も始まります。。東京国立博物館や京都国立博物館などから150点の展示です。。 そして・・9月は中秋の名月・・また満月のデジにも挑戦してみたいです^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.28 19:54:05
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