「マリー・アントワネット」
世界初演が開幕して12日目の「マリー・アントワネット」をみてきました。ネタバレありますよ。今日は反転しませんよ。辛口?ですよ。-----------11/12(日)ソワレ-----------マルグリット・アルノー/笹本玲奈ルイ・ジョゼフ/桝井賢斗ルイ・シャルル/大久保祥太郎マリー・テレーズ/黒沢ともよ---------------------------------------他の方の観劇記録を拝見して「あまりよくないんだねー」、という印象を持って見に行ったせいか、さほどがっかりはせず。せっかく原作読んで挑んだのに、原作生かされてないな、ってもったいなかったです。ふたりのM・A(マリー・アントワネットとマルグリット・アルノー)の出会いとか、オーストリアから嫁いできたマリー・アントワネットとか、最初のとこ全部はしょってるし、気付いたら王妃様はフェルセンとらぶらぶで「え?あんたルイの嫁でしょ?」って感じだし。ちっちゃなエピソードを盛り込みすぎて(で、そのエピソードの選択がイマイチ)、全体としてのまとまりがなくって、「あら始まった」「あれ?もうココに飛ぶ?」「この話はカット?」「そんな設定に変わってるの?」と思ったらもうエンディング。しかも救いようのない終わりかたとどうしていいのかわからないカーテンコール。なんでギロチンで死んだ王妃様そのまま横たわらせておいて、キャストの手を借りて復活して(起き上がらせて)ゴアイサツなの?エリザだって最後死んじゃってるけど、ドレス着て出てくるじゃん…。暗転してる隙にはけて早変えして出てくればよいのでは?タイトルロールなのに、カーテンコールの最後山口さんだし、しかも涼風さんより拍手が大きい(苦笑)1,000円引きのS席でしたが、それでも12,000円。ヴァンパイアの方が終わったあとに「ミュージカルみたー♪」って気になったよぅ。今回の作品、1日たって憶えてる曲って「だんだだだーん」の部分だけだし(百万のキャンドルとかは動画で見てたから憶えてる)、印象に残ってるシーンもこれっていうのがないし。うむ…。あ、舞台をみているわりには今回初めましてだった井上芳雄くん。マリーからのお手紙がラブレターじゃなかったときの、「ぐぁぁぁ…!」という叫びはよかった!(テレビとか、モーツァルト!のパンフとかでみてたけど、実際舞台で拝見するのは初でした。)凱旋公演、「凱旋」にならないよね。(まだよそでやる前から「凱旋」なんて変だしね)キャストが若干変わるようだから、その頃になったら行こうかな…。この日で手持ちのチケットがゼロになりました。年内も、来年も。行きたいのは・ガールフレンズ・タイタニック・シカゴ・(久しぶりに四季も)コンタクト時間とオサイフと相談して・RENTこんな感じ。去年ぷちうつで勤怠状況がよくなかったせいで、がっつり基本給がさがり、でも4~6月残業しちゃって年金とか保険料とかはいっぱいとられて、お給料が減りました(笑)なので、無理してヴァンパイアに通ってから、生活費の口座がマイナスのままの暮らしを送ってます。節約せねばね…。だからこそ、M・Aはもう少し演出変えて欲しいよー。