日々の手帖

今朝、通勤電車の中で和服を着たお上品そうなおば様２人がこんな会話をしていました。


Ａ

｢○○さんは一人っ子なのよ。だからすっごい自分勝手｣

｢話し合いの時も人の気持ちが全く考えられないの｣

｢譲るって事を知らないのよ｣


Ｂ

｢あらだってあなた、そりゃそうよ。家庭の中で我慢するって事をしてきてないんだから｣

｢そういう経験をした事ないんだから仕方ないじゃない｣



以下、延々と一人っ子がいかにわがままで身勝手なのかを語り続けていらした。



別に聞き耳を立てていた訳じゃないんだけど、すぐ隣で話されたら聞きたくもない話が嫌でも耳に入ってしまう。


私はこの手の話が大っ嫌いなのだ。


一人っ子が全員わがままだって誰かが調べたの？

兄弟がいればそれだけで聖人君子のような良い人間になるの？



人の個性っていうのは、生まれ持った素質や環境、周囲の人間の種類、その他色々な要素が絡み合って形成されていくのだと私は思う。


○○だから××～って決め付けはしないで欲しい。



同じような話で、


実家の近所の人なんだが、この人は私にこんな事をしょっちゅう言う。


｢２人目はまだなの？｣

｢一人っ子は絶対に(←ココすんごく強調) 駄目よ！かわいそうだから｣


兄弟がいて良かったという話ならいい。でも兄弟がいないから駄目だとは言ってほしくない。


まさに｢息子が一人っ子な事でお前になんか迷惑かけてるか？｣ってなモンである。


もちろん私は大人なので実際はこんな事言いません。

｢そうですね～♪｣とヘラヘラしながらスルーしてますが、心の中では、


｢いい年をした大人なら、それぞれの家庭に色んな考えや事情や方針があるって事ぐらい解かりやがれ！！｣と思っています。




そうそう、この人は


｢２人目はまだか？｣

｢一人っ子はやめとけ｣


の後とどめに様にコレが続きます。






｢次は女の子よ！｣




うるさいっっっ！！！！！