元店長の独り言（日記バージョン）

楽天市場のポイント欲しさに
高額商品をケータイで買ったウルフくん☆です。

今まで店長やっていて楽天と深い関係なのに
ケータイで買い物したのは初めてでした。



（何買ったかは　そのうち報告します）

さて　さっきネットニュース見て
びっくりしました！！

「富士重工　軽自動車から撤退」

ええ～！　それは絶対ありえません！！

今から５０年前「中島飛行機」の技術者たちが
魂を込めて作ったこれからスバルの歴史ははじまった。



１２年間で３９万台余り売れたクルマ・・・。

モノコックボディにＲＲレイアウト。
軽自動車規格の枠内で大人4人を乗せることができ
空車状態での総重量は350kg、350cc級の15PSエンジンを搭載して
最高速度80km/hを想定するもので、５０年前の技術ではかなり困難。

でも　「プロジェクトＸ」にもあったけど
何名ものサムライのような技術者がこれを可能にしてしまった。
しかも「安価」でね。

スバルの軽はすごいのが多い。

スバルレックス　ビビオ　サンバーディアス　は
スーパーチャージャー装着！
ターボじゃないとこがポイント！

「プレオRS」もトールボーイのセダンに
軽最強を誇る64psスーパーチャージャーと
7段のシーケンシャルシフトが可能な「スポーツシフトi-CVT」で
確か１１５万くらい。

三菱「アイ」が同じことしたら１５０万近いぞ！

あと　これなんか完全狙いは「スポーツカー」ですよね



これのスーパーチャージャー付きなんて、見た目はチョロＱなのに
発進加速だって軽とは思えない走り。

航空機製造技術に基づいたユニークかつ
合理的なエンジニアリングは「技術屋」の真骨頂だと思う。

俺もスバルのクルマが好きです。
１回乗ればわかります。すごく個性的です。
インプレッサも家のガレージに１３年ありました。（オフクロの）
１７万キロ走って廃車にしたけど　どこもおかしくなかった。

お酒で言えば「サントリー」でなく「ニッカ」なんですよね。

没個性のクルマ　タコ焼きのようにボコボコ作るんだったら
洗練された技術で玄人を唸らせるクルマを少量作るべきだけど・・・。

飛行機の技術を生かしたクルマ作りは
「ＢＭＷ」や「サーブ」に通じるものがあるんだけど・・・。


残念だけどトヨタはこれっぽっちも分かっていない。

フォードはマツダの個性を生かせる事で、再生させた。
じゃなきゃ　ＲＸ－８なんて作らないよ普通ね。

が、トヨタはスバルを飲み込み支配する事で、生き残らせようとしている。
ファンが居るメーカーはファンがいる限り残っていくが、
ファンが欲しいと思えるラインナップ(コア技術)を無くしていくと
ファンが去り荒廃が始まる。

で　トヨタは「スバル」の軽は傘下の「ダイハツ」のＯＥＭに
するらしい。

日本国内で唯一「硬派」なクルマメーカーが
「資本主義」の自分勝手にやられるなんて・・・。

「数の原理」でクルマ作るのが正解だったら
欧州のクルマメーカー（特にイタリア系）はとっくに壊滅してます。

コストを下げた商品を開発するのも大事ですが
ユーザーが商品に「納得の出来る付加価値」を見出せれば
販売価格は関係ありません。

それより「クルマ」は　「所有する悦び」をも
ユーザーに与えるんですよ。　ママチャリと一緒にするな！！

スバルの技術はこれを可能に出来るものがあると思いますよ。


ダイハツの「軽」がめちゃくちゃ悪いとは言いませんが
「走り」や「楽しさ」を趣きにおいたクルマがほとんどありません。

あ。「コペン」は例外です。これは「軽」と扱ってはいけない。
価格もコンセプトも「軽」というジャンルを超えてますから。


うちに　ＡＡ６ＰＡという形式のマツダの軽があります。
これはシャーシは完全にスズキのクルマですが
ボディーはマツダ最後の開発商品です。　
最期だってわかっていたのかなあ？　超個性的なデザインです。




しかし　本当に残念です。　スバルは終わったと思います。



スバル３６０を開発した技術者はほとんどの方が
故人なんですが　彼らがこのニュースを聞いたら
どう思うかなあ・・・。