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テーマ:F1ニュース・レース(2364)
カテゴリ:気になるクルマ・バイク
先週のベルギーGPから大波乱気味のF-1に 目が離せないウルフくん☆です。 さて な なんと 昨日のF-1 イタリアGPにてチーム・トロロッソの 若干21歳のセバスチャン・ベッテルが初優勝しました!! しかも ポール to ウィンです! 決勝は雨により、セーフティーカーの先導でスタート。 チームメイトのセバスチャン・ブルデーはエンジンがストップし 4番手のスタートポジションをふいにしてしまうが ベッテルは順調に走り切った。 もし ブルデーがベストコンデションだったら 1-2フィニッシュも考えられました。 F-1というスポーツで若者が勝利するのは極めて難しいことです。 自身の運転技術以上に差が生まれる マシンの差、スタッフの差、待遇の差… しかもトロロッソというチームは 前身は「ミナルディ」という イタリアの「町工場」のようなプライベートチームです。 体制・資金力はフェラーリやマクラーレンの足元にも及びません。 「レッドブル」社がミナルディを買収して3年前に出来たこのチームは その名の通り、レッドブル・レーシングのジュニアチームである。 ジュニアチームなので通称:「赤い子牛」と呼ばれてます。2軍なのです。 本家を差し置いて優勝しちゃったけどね(笑) ベッテルは珍しくも雨の中で行われたイタリアGPで 史上最年少ポール・ポジションと史上最年少優勝のダブル偉業を達成。 F-1の歴史にその名を刻み込んだのです。 ベッテル自身の能力は、もちろん誰もが認めるものでした。 昨年も、雨の中行われた日本GPでその輝きの片鱗を見せたのは記憶に新しいところ。 日本の観衆が冷たい雨に震えたあのレースで、ベッテルは一時3位を走行し しかもラップ・リーダーも記録するという大健闘を見せたのです。 結局、レース終盤に前を走るマシンに追突リタイアとなりましたが 雨の中での走りは世界のトップレーサーたちの中でもキラリと光るものがありました。 実際、再び雨のレースとなった中国GPでは4位フィニッシュを果たすなど どこぞの「納豆走法」とは一味違う上手さがあるのです。 昨年の富士ので追突リタイアで、ピットで泣きじゃくったベッテルに 1年後にこんなドラマが待っていたとは・・・これだからF-1は面白い!! しかし、どれだけ才能があったとしても 乗っているマシンが「プライベーター」であることには変わりないのです。 昔はミナルディと名乗っていた、由緒正しいテールエンダーです(ゴメン) スーパーアグリと真剣勝負で16位争いを繰り広げたあのトロロッソです。 レッドブルのジュニアチームであるぶん、資金力や体制は ミナルディ時代よりいくらかいいかもしれません。 G・ベルガー氏が共同オーナーになってから体制はかなりよくなりましたが 「伝統のテールエンダー」の血を受け継いだ町工場チームですよ。 「完全優勝」をするなど誰が想像したでしょう。 まぁ普段F-1を見ない人には、あまりその凄さは伝わらないでしょうが ハンパじゃない大偉業なのです。 「楽天イーグルス」がパ・リーグ優勝するより100倍すごい事です。 最強とは決して言えないフェラーリエンジン。 ポテンシャルに疑問符が付く微妙なレッドブルのシャシー。 経験不足なチーム&ドライバー。 どう考えても逃げ切ってしまうことは考えられないですよね? ところがふたを開けてみれば・・・ 久しぶりに心がワクワクするレースでした。 その昔、セナが非力なトールマンで走った伝説と言われている モナコGP以上の快挙だと思います。 ドライバーの腕だけでもなんとか勝負できたあの頃とは全く異なる 「今」にやってのけたのですから。 本当に本当におめでとう。 「町工場」でも頑張れば大物にも勝てるということです。 「トロロッソ」と「セバスチャン・ベッテル」に 素晴らしい励ましを頂きました。 俺もいろいろ頑張ろうと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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