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「ビューティフル・プア」 あらすじ 「貴族でも、そうじゃなくても、あなたはあなたでしょう?」 父親の命で、遠い異国へとやってきた玲一郎。貧乏のあまり、自らを売りに出した侯爵・アロウが所蔵する絵画が目的だ。 彼を求めて大富豪が集まるなか、唯一庶民の玲一郎はなんとか侯爵に近づこうとする。 その超絶美貌にも揺らがなかった玲一郎だが、彼の人柄に触れるうちに、なぜだか心から笑う顔が見たくなり―。 大好きな榎田さんの一冊です! でも、ホントはちょっと期待してなかったんだな~。 だって、あらすじ見たときに「自らを売りに出した」なんて書いてあって…。 私、あんまり売春モノが好きじゃないから、「愛人探すお話なんだ」とちょっと引いちゃいました。 けど、愛人とはちょっと違う。 「一年間、侯爵と共に過ごす権利」を売りに出したんです。 侯爵は考え方もしっかりしてるし(ちょっと温室育ちの気質はあるけど)、読んでいて好感が持てました。 玲一郎ももちろんカッコイイ!! 第一次審査の質問のひとつ。 愛はお金で買えると思いますか? 答え(一例) YES。そうでなくては困る。なぜならぼくは愛を買いに来ているから。 NO。愛をお金で買うことはできない。しかし、お金も愛で買うことはできない。 さぁ、どちらが玲一郎の答えでしょう。 お話の筋からすぐにわかりますが。 なるほど~とかちょっと感心しちゃいました。 このお話、おススメですよ~。 5月は榎田さんはもう一冊出してます。 「菫の騎士」 こちらもなかなか。 私は一冊目の方が好きですけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月23日 09時11分14秒
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