黒田信頼ガッチリ1勝 7回4安打1失点
◆阪神1-4広島(30日・京セラドーム大阪) 大黒柱が揺らぐ気配はなかった。「逃げられないし、やるしかないという気持ちで投げました」球団史上2人目の5年連続5回目の開幕投手で4度目の勝利。最高のスタートを切った黒田が、笑顔を浮かべた。 重圧はいやというほど感じていた。「不安で不安で仕方なかった。チームの信頼を失うのが一番怖かった」オープン戦4試合、15回2/3で12失点、防御率は5・74。マウンドに上がるまで、恐怖心をぬぐえなかった。 ぶっつけ本番の新しい武器が功を奏した。試合前のブルペン。倉と相談の上、普段は使わないカットボールを使うことを決めた。「これがいい角度で決まってくれた」4番の金本をのけぞらせるなど、7回をわずか4安打1失点。大一番での開き直りが力を与えた。 昨年11月に右ひじを手術したが、影響がないことをアピール。昨オフにFA権を行使せずに残留する要因となったファンに「まだ1試合なんで、1年トータルで活躍したい」と誓ったエース。恩返しはこれだけでは終わらない。[ 2007年3月31日8時00分 ](スポーツ報知)より抜粋 昨日からセ・リーグも公式戦が開幕しました。京セラドーム大阪では広島の黒田が好投して1勝をあげました。