ファウル直撃で失明の女性提訴=日ハム球団などに賠償請求
―札幌- 時事通信(2012年7月13日20時54分) 札幌ドーム(札幌市)であったプロ野球日本ハムの試合でファウルボールの直撃を受け、右目を失明した同市の30代の女性が13日、日ハム球団や球場を保有する同市などに約4700万円の損害賠償を求め、札幌地裁に提訴した。 訴状によると、女性は2010年8月21日午後、家族4人と札幌ドームの1塁側内野席で日ハム―西武戦を観戦。日ハムの選手が放ったライナー性のファウルが顔を直撃し、右眼球破裂などの重傷を負った。 内野席フェンス上部の防球ネットは06年に撤去され、観客に打球が当たる事故が多発していた。原告側は「ネットを設置するなど十分な安全措置を取らなかった過失がある」と主張。女性は「安全対策を講じてほしい」と話しているという。 球団の話 訴状が届いていないため、コメントは差し控える。 高橋稔札幌市スポーツ担当局長の話 訴状を見ていないので、内容についてはコメントできない。