「COP21」先進国に加え途上国含めた新たな枠組み合意が焦点
フジテレビ系(FNN) 11月30日(月)11時56分配信地球温暖化対策の新たな枠組みで合意を目指す国連の会議「COP21」が、日本時間30日夕方、始まる。1997年の京都議定書では、温室効果ガスの排出削減を先進国にだけ義務づけたが、今回は、先進国に加え、途上国も含めた全ての国が参加する新たな枠組みを合意できるかが焦点となっている。 先進国と途上国の間の溝は埋まるのか。COP21での新たな枠組みをめぐっては、途上国が先進国に対して、温暖化対策に必要な資金や技術の具体的支援を求めていて、先進国が、どこまで明確な支援を打ち出せるのかが1つの焦点。また先進国は、途上国の削減目標に実効性を持たせたいとしていて、途上国の目標達成に対する責任をどう設定するかで、対立が続いている。これまでに、180カ国以上が温室効果ガスの削減目標を提出しているが、各国の目標を合わせても、「世界の平均気温の上昇を2度未満に抑える」という目標は達成できないとされていて、定期的に各国が削減目標を引き上げる仕組みなどでも、合意することを目指している。COP21は、12月11日まで行われる予定だが、厳しい交渉が予想される。 最終更新:11月30日(月)11時56分