奥津軽いまべつ駅/開業3日間の利用者低調
(29日19:42ATV)JR北海道は、北海道新幹線の開業後3日間の利用状況を公表しました。奥津軽いまべつ駅の利用者数は、1日平均およそ260人に留まっていて、今後の利用者の確保が課題として浮き彫りになりました。JR北海道によりますと、今月26日の開業から3日間で北海道新幹線を利用した人は、1日平均およそ9900人。乗車率は43パーセントで、1年前に開業した北陸新幹線の開業3日間の平均乗車率・48パーセントを下回っています。奥津軽いまべつ駅の乗車人数は、開業初日が500人、2日目が200人、そして初の平日となった3日目は100人にとどまり、開業効果が薄れ始めています。これは、乗車人数が全国で最も少ない岩手県のいわて沼宮内駅の1日平均85人に迫る勢いで、奥津軽いまべつ駅では今後の利用者の確保が大きな課題となります。JR北海道では、1日の利用者数を5000人以上、乗車率で25パーセント以上を目指していて、今後、桜の開花シーズンやゴールデンウィークに向け、営業面の取り組みを本格化させる方針です。