北朝鮮ミサイル発射、ロシア側の反応
ロシア側の反応です。インタファクス通信によりますと、ロシア上院、コサチョフ国際問題委員長は、ここ2か月の北朝鮮の状況に触れ、「国際社会を挑発するようなことは止めていた」「きょうの発射は多分、アメリカや周辺の同盟国の柔軟性のなさに対する失望の表れかもしれない」と語ったということです。 一方、現在、北朝鮮側の招待でロシア下院の超党派の議員団が訪朝していて、その最中の発射となっただけに、ロシア側からは北朝鮮側への反発の声も出ています。 ロシア下院・国防委員会のシュビトキン副委員長は「ロシア下院の議員団が北朝鮮問題の平和的な解決を話し合うために訪朝しているのに、この発射には戸惑う」と発言。「北朝鮮の指導部はよく考えるべきだ。なぜなら、ロシアや中国などの同盟国を失うことになる」と警告を発しています。 ロシア側は、これまでアメリカが主導する朝鮮半島周辺での軍事演習の停止を呼びかけ、同時に北朝鮮側にはミサイル開発を止めるよう求めてきました。