渋野日向子、あす開幕メジャーで新たにアディダス着用…21年は“ウェア二刀流” 報知新聞社 2021/03/31 04:00
女子ゴルフで日米通算5勝の渋野日向子(22)=サントリー=が、今年の自身海外初戦となるメジャー、ANAインスピレーション(4月1~4日、米カリフォルニア州ミッションヒルズCC)でアディダス社のウェアを新たに着ることが30日、分かった。前週までの国内ツアー4戦は従来通りビームスゴルフのウェアを着用したが、米国で一新。今年は2社のものを着るゴルフ界では超異例の「ウェア二刀流」で臨む。 今年、日米両ツアーを掛け持ちする渋野がウェアでも新たな“挑戦”を始める。大会開幕2日前、現地時間30日朝(日本時間同日深夜)にスタート予定の初の練習ラウンドで、アディダス社のウェアがお披露目される見通しとなった。 これまでは2019年5月の国内メジャー、ワールドレディスサロンパスカップでの初優勝後に契約したビームスゴルフのウェアを着用してきた。同年8月のAIG全英女子オープンでは、日本人42年ぶり2人目の海外メジャー制覇を同ブランドで達成。個性的なデザインが話題になった。 3月の国内ツアー4戦はビームスのウェアで臨んだが、21年初海外試合となるメジャーを機に、世界的なスポーツメーカー、アディダスのサポートが加わることになった。渋野はシューズ契約がフリーの状況で昨年途中から同社のスパイクを愛用しており、その流れも大きかったようだ。 ANA―後は米ハワイ、シンガポール、タイ、再び米本土(予定)と最長6月末まで海外遠征を計画し、直近ではアディダスのウェアを着る可能性が高い。今年のウェアはビームス、アディダスのどちらも着る予定で、極めて異例の「二刀流」になるという。 オフからはコーチをつけずに、よりコンパクトな新スイングに取り組んできた。来年からの米ツアー本格参戦を見据え、変化を恐れずチャレンジを続ける一年。出発前の前週には「これまでの結果は関係なく、真新しい気持ちでいきたい」と語っていた。新たな勝負服で、2つ目のメジャー取りに挑む。 ◆アディダスとゴルフ 同社はドイツに本社を置くスポーツ用品メーカー。ウェア、シューズ、キャディーバッグ、キャップなどのアイテムなどを手がける。契約プロでは、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)、17年マスターズ優勝のセルヒオ・ガルシア(スペイン)が有名。畑岡奈紗も同社のシューズを着用する。