上田桃子「桃子対決」制し2年ぶり優勝2021.05.03 03:55NNN
2日に行われた国内女子ゴルフ・パナソニックオープンレディース最終日。上田桃子選手は首位と2打差の2位でスタートします。 瞬間最大風速が20mを超える強風の中、ノーバーディー、1ボギーと我慢のゴルフをみせます。 出場60選手中アンダーパーは3人のみという厳しいコースコンディション。最終ホールを終えトップは「-5」で並んだ上田桃子選手と大里桃子選手。プレーオフは「桃子」対決となります。 9番パー3で行われたプレーオフの2ホール目。大里選手はティーショットをバンカーに入れ、2打目をグリーンにのせるもピン奥に大きくオーバー。一方、上田選手はティーショットをグリーンオンし、2打目でピンまで1mに寄せます。 大里選手はパーパットを外し、ボギーでフィニッシュ。上田選手は決めれば優勝となるパーパット。1mのラインをキャディを務めた恩師辻村明志コーチと入念に確認。そしてウイニングパットをストレートライン、ど真ん中に沈め見事2年ぶりの優勝。これで上田選手は国内通算16勝目となりました。 優勝後は辻村コーチに肩を抱かれ喜びを分かち合い、会見では「あれだけガマンしたから最後はご褒美が来るはず」と信じて戦ったことを語りました。 東京オリンピック代表争いのかかる稲見萌寧選手は、通算「-4」で3位タイに。古江彩佳選手は通算「-3」で10位タイに入りました。