【ベトナム】韓国系縫製工場で賃金巡りスト、ホーチミン[経済] 株式会社NNA 2021/12/28 01:59
ベトナム南部ホーチミン市12区タントイヒエップ工業団地に拠点を置く韓国系縫製企業ノーブランド・ベトナムで24~25日、従業員1,000人余りが新しい賃金算定方法を不満としてストライキを行った。25日付VNエクスプレスが報じた。 新しい方式は全従業員の基本給を一律約500万ドン(約220米ドル、約2万5,000円)とした上、出来高に応じて加算する。会社は従業員を約5人ずつ事務所に呼んで新しい方式の合意文書に署名を求めたという。 従来の方式は勤続年数に応じて基本給が年5%ずつ上昇していたことから、「新方式では勤続年数の長い従業員が不利になる」と労働者側が反発してストライキに至った。一部従業員は「新方式で収入が半減する」と不満を述べている。 会社側は「労働効率を上げるのが目的で、仕事に励み熟練すれば収入は2~3倍になる」と主張しており、労働者側と意見に隔たりがある。 同社は100%韓国資本で、2003年からホーチミン市で操業している。従業員総数は2,600人余りで、うちストライキが起きた工場では約1,800人が働いている。