値上げの春で家計に影響31日19:45ATV
今年に入り、様々な食品や生活必需品が値上がりするなか、4月1日からも暮らしを直撃することになりそうです。値上げする商品とともに県内のスーパーが計画する対策を紹介します。 県内で37店舗を展開するスーパー・ユニバース。原油価格の高騰や物流費の上昇、それに円安などが加わり、今年に入り、様々な商品が値上がりしています。食用油は今年2月、ドレッシングは3月に一部商品を値上げしていました。そして、4月からはカゴメがトマトケチャップのメーカー出荷価格を3パーセントから9パーセント引き上げます。このほかに予定されている主な食品の値上げは、ワダカンがしょうゆを5パーセントから10パーセント、大塚食品がレトルトカレーのボンカレーが5パーセント程度などで、家計をさらに圧迫することになりそうです。 ※買い物客「大変困ります。年金生活なので、また値上がりしたら本当に困ります」 「ことしは本当に灯油代高くて困りました。(スーパーでは)なるべく高くなったものを買わない。特売のチラシを見て、行く店を決めます」 相次ぐ値上げにいま、ユニバースが力を入れているのは家計応援キャンペーンです。通常より割安な家計応援に700品目を、さらに値段を抑えた家計応援Plusに30品目を選び、1か月間販売。3月の対象商品で特に人気が高いのは、マヨネーズだといいます。 ※ユニバース沖館店 黒瀧公哉店長「今月からキューピーは値上げして238円に対して、(家計応援Plus商品を)158円とかなり安い値段で1か月間提供させてもらっています。店の儲けは少ないのはありますけど、その分客の家計に貢献できればと思って、頑張って売り込んでいます」 4月の家計応援キャンペーンでは、値上がりしているマヨネーズやケチャップなどのほか、人気商品のカップ麺も取り揃えています。世界有数の小麦生産国・ウクライナへの軍事侵攻に伴う輸入小麦の値上げや急速に進む円安により、これからも様々な商品が値上げされる見込みで、家計には厳しい日々が続くことになりそうです。