ナマコ密漁3人起訴 背景は 蓬田村沖陸奥湾2022.05.16 18:42RAB
蓬田村沖の陸奥湾でナマコ300キロを密漁したとして暴力団組員の男など3人が逮捕・起訴されました。 蓬田村では去年も被害があり関係者が憤っています。 逮捕・起訴されたのは本籍が北海道芽室町の暴力団組員竹本憲悟被告47歳たち3人です。 3人は共謀して先月24日の夜、蓬田漁港近くの陸奥湾でナマコ308キロ、時価145万円相当を密漁したとしてきょう起訴されました。 青森海上保安部と警察は潜ってとったナマコを蓬田漁港へ水揚げしている3人を見つけて現行犯逮捕し犯行につかった潜水具などを押収、警察の調べに対し3人は容疑を認めています。 捜査当局は暴力団による組織的な犯行の可能性もあるとみて流通ルートなどを調べています。 ★青森放送 甲地壮起 記者 「蓬田村では去年の3月にもナマコの密漁被害があり漁業関係者たちが憤っています」 ナマコは中国で高級食材としての需要が高まっています。 北海道で不漁が続く中品質の良い陸奥湾産の引き合いが強まっています。 資源保護に努めてきた漁協は相次ぐ密漁に憤ります。 ★蓬田村漁業協同組合 中川貴世仁 総括課長 「去年密漁されて漁船による監視とか看板、防犯カメラをつけるとかしたのですがそれでもやはりやるのかという憤りがあります 今後も強く密漁防止に取り組んでいきたいという気持ちを改めて強く持つ事態でした」 警察などは不審な船や車を発見した場合はすぐに通報するよう呼びかけています。