暗号資産交換業大手「FTXトレーディング」が米連邦破産法申請2022年11月12日 6時28分NHK
暗号資産の交換業大手の「FTXトレーディング」はアメリカの法人などを含むおよそ130のグループ会社が経営破たんしたと発表しました。金融市場ではビットコインなどの暗号資産の価格が下落し、影響が広がっています。 暗号資産の交換業大手の「FTXトレーディング」は11日、アメリカの法人などを含むおよそ130のグループ会社が日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を裁判所に申請し、経営破たんしたと発表しました。創業者のサム・バンクマン・フリードCEOは辞職したとしています。 ウォール・ストリート・ジャーナルなどアメリカのメディアによりますと、FTXはバンクマン・フリード氏の所有する投資会社の資産管理に問題があるとして顧客から資金の引き出しを要求されていて、最大で80億ドル、日本円で1兆1000億円を超える資金不足に陥っていると伝えられていました。また、アメリカの証券取引委員会などがFTXを調査しているとも報じられていました。