【北海道新幹線】これまでに契約済みの工事費2922億円 うち地方の負担は約321億円 12/21(水) 18:29配信
北海道新幹線の札幌延伸に伴い札樽トンネルの工事で出る残土。このうち受け入れ先が決まっていなかった「石倉工区」の残土について小樽市は市内の張碓地区で受け入れる方針を固めました。 2020年11月に始まった札樽トンネル「石倉工区」の工事は残土の受け入れ先が決まらず、去年12月から中断しています。 工事を担当する鉄道・運輸機構は当初、残土を小樽市朝里地区の斜面に盛り土する計画でした。 しかし、土に有害な重金属が含まれているとして周辺住民が反対し、小樽市が鉄道・運輸機構に再考を求めていました。これを受け、鉄道・運輸機構は新たな搬入先として小樽市の張碓地区を選定。市は「地元から一定の理解を得られた」として受け入れる方針を固めました。 残土の運び込みは早ければ来年3月にも始まる予定です。 【スタジオ】 北海道新幹線の札幌延伸をめぐる地元負担についても動きがありました。 ▼負担割合:国交省は資材価格の高騰などで費用が当初の計画から6445億円増える見通しとなったことから鈴木知事は国に地方負担の軽減を求めていましたが、20日すでに契約済みの工事費2922億円に関する負担割合を発表しました。 ▼JRの施設利用料66%・国の負担23%このうち道や札幌市など地方の負担が11パーセントとなりました。 国交省は最大限の配慮をしたとしています。 鈴木知事は20日、「感謝したい」と評価したうえでまだ決まっていない3523億円についても「財源の確保を国に求めたい」としています。 HTB北海道ニュース