大雪で車が埋まり「立ち往生」 閉じ込められて“命の危険”も…“救助のプロ”が教える身の守り方 車内の必需品は
1月10日、この冬一番の大雪に見舞われた北海道札幌市周辺では、立ち往生する車が相次ぎました。 万が一、雪に埋まり身動きが取れなくなったらどうしたらいいのか。救出のプロに聞きました。 雪に埋まり、道路上で動けなくなったタンクローリー。 1月10日午前に小樽市新光町で発生したこの立ち往生で、札幌市と小樽市を結ぶ大動脈の国道5号で渋滞が発生しました。井戸 和也 記者:「国道5号は渋滞していますが、交わっている道路でも雪に埋まった車両があります」 この冬一番の大雪に見舞われた札幌市や小樽市では、雪に埋まり動けなくなる車が相次ぎました。 このようなトラブルが発生したときに活躍するのがJAF。JAF札幌支部では冬に急増する救援要請に対応するため、全国各地から派遣された隊員により「ロードサービス特別支援隊」が結成されました。大雪に見舞われた1月10日、札幌支部管内の出動件数は660件あまり。その前日の約250件と比べ、2.6倍以上に増えています。 雪道でのさまざまなトラブルの中でも特に注意が必要なのが、雪に閉じ込められ長時間身動きが取れなくなるケースだといいます。JAF札幌支部 木村 英二郎さん:「エンジンをかけっぱなしにしているとマフラーが雪でつまり、不完全燃焼したガスが室内に入ってくるので非常に危険な状態」 JAFによるりますと、エンジンをかけたままボンネットの上まで雪で覆われた場合、約20分で車内の一酸化炭素濃度は最高となり、3時間ほどで死に至るレベルになるといいます。 雪で覆われると20分ほどで一酸化炭素濃度が最高に 万が一の場合、どのようにして身を守ればいいのでしょうか。JAF札幌支部 木村 英二郎さん:「基本的にはエンジンを切る。どうしても寒くてエンジンかける場合には、定期的にマフラー周辺の雪を取り除く」最終更新:1/11(水) 20:11 北海道ニュースUHB