化粧品防腐剤メチルパラペン光毒性のお話

2008.07.04

女性なら毎日使う化粧品全般に使われる防腐剤、メチルパラペンの知っておきたい記事について。

パラベンと呼ばれる一連の防腐剤は、微生物に対する静菌作用があり2種以上の混合使用で相乗的な効果がある。

抗菌活性は、ベンジル＞ブチル＞プロピル＞エチル＞メチルの順であり、メチルパラベンが最も弱く刺激も弱いので近年多く用いられているらしい。

このメチルパラベンは、パウダー類や化粧水、乳液な化粧品では最も一般的に使われている防腐剤。紫外線カットのための製品にも含まれている事も多い。

単体での安全性は確認されているが、実際に使われる状況での影響を調べた実験の記事があった。

２００５年朝日新聞の記事より　

動物の表皮内にメチルパラベンを溶かした実験で、メチルパラペンは紫外線を受けると表皮細胞を酸化、細胞を殺してしまい、化粧品による皮膚の老化の原因ともなる可能性があると報じている。

実験では、皮膚細胞（ケラチノサイト）に通常の使用方法で皮膚が吸収する濃度のメチルパラ
ベンを添加し、夏の日中の平均的な紫外線量（1平方メンチメートルあたり30ミリジュール）をあてた。

細胞の死亡率は、添加しない場合の約6％に対し、添加した方は約19％。紫外線によって酸化した細胞内に発生し、老化の元凶となる「脂質過酸化物」の量は約3倍だった。

皮膚の老化を進めることが確認できたとして「メチルパラベン入りの化粧品をつけたら、強い直射日光は避けた方がいいのではないか」という話。

メチルパラベンは、水溶性物質であるので、水溶性物質は皮膚のバリアがあるため浸透はしにくいとも言われているそうだが、合成界面活性剤が入っていたり、肌荒れで皮膚のバリアが壊れているときは、皮膚への浸透もされると想像できる。

日焼け止めのつもりでたっぷり使うのが、かえって逆効果になるという事にもなりそうだ。
肌荒れでバリア機能が低下している方や肌の弱い方、シミを気にしていらっしゃる方は知っておきたい記事だと思う。

いろんな化粧品をここでは紹介しましたが、ノンパラペンのものも多く書いてますので左カテゴリーのそれぞれの化粧品ご参考までに・・・。だいたい全成分を書いてきたと思いますので、ノンパラペンのものは防腐剤無添加やノンパラペンという表示で書いています。

・・・防腐剤パラペンを使わない化粧品メーカー・・・

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他に紹介したいところもありますが、またの機会に記載したいと思います。

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Last updated 2008.11.06 02:45:57
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