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富士登山競走の参加者のコメントに勇気づけられ、昨日は迷わず香港トレイルに挑戦した。目的地は香港でも最高峰として有名な大帽山。標高は957mと高くはないが、九龍半島の北側に広がる広大な山地のなかではひときわ高く、空気もひんやりとするほどの別世界。35℃を越える広州を始発の新幹線で脱出し、トレランの恰好そのもので羅湖国境も駆け抜け(笑)MTRで九龍塘駅に着いたのは8時半。
金山郊野公園から香港トレイル(MacLehose Trail)の第6段からスタート。野生のサルが沢山いることで有名な自然公園。今日は子連れのお母さんザルが沢山いる。片手に乗るほどの小さい子ザルは可愛いがそんな群れの中を1人で駆け抜けるのは危険なので、刺激しないようゆっくり歩いて進む。 城門水塘(ダム)に着くと時間は約1時間。BBQ広場の販売機でコーラを購入して休憩。背中から朝日に照らされ、溢れるほど汗をかいた後のコーラは最高に美味かった。 その後城門水塘を横切り、第7段に入る。ここから長い石段ののぼりが始まる。 滝汗で全身びっしょりになりながら標高を上げてゆく。振り返ると香港の街が一望できる。約30分で針山に到着。暑くてややばて気味。10分座って休憩。昨夜は3時間半しか寝ていないので、どっと眠くなってきた。針山を下り、今度は放牧中の牛たちの群れの中をゆっくり登る。どうやら乳牛なのか、みな女顔してる(笑) 草山でまた休憩。眠い。トレラン集団に何度か抜かれるが、あえて追わない。 少し下ると東屋があって、また休憩。Lead Mine Passという峠にある休憩所。横になって少し目をつぶるとあっという間に睡魔に襲われ、意識を失う。 補給ののちようやく出発。ここから第8段。これからいよいよ大帽山への上りが始まる。距離は5kmだが、何度も壁のような登りの後になだらかな草原が広がり、トレランには最高の場所だ。時々後ろからトレラン集団に抜かれる。香港人もトレラン大好き集団が多く、そこに白人も混じっていて面白い。やがて峠に下りるといよいよ大帽山への最後のアタックが始まる。今日の大帽山は雲に隠れたり顔を出したりと目まぐるしく天気が変わっている。 途中から香港人と会話しながら最後のアタック。霧が追いかけてきて一気に風景は真っ白な世界に変わる。気温も一気に下がり、心地よくなってきた。頂上へは行けないが、最高地点に到着する頃から雨が降り出した。冷却効果は抜群で、一気に目が覚めた。重馬場大好きな私の復活!雨よ、もっと降れ!激しく降れ!!(笑) いつもは香港島方面が箱庭のように見えるはずだが、今日は霧の中、雨がしっかり降り出し、頭から水を被りながら下りにかかる。香港人をぶっちぎり、加速しながら長い下りを走りだす。雷鳴も加わり、落雷の危険性も出て来たので、必死に走る。これまでに抜かれた集団を抜き返しながらものすごいスピードで駆け下りと、集団が反応し徐々に大集団となりながら下ってゆく。 今日のゴールは大帽山郊野公園の中にある扶輪公園。到着寸前から雨足は滝のようになり、全身ずぶぬれ。靴までびちょびちょ。あ~あ、気持ちいい!売店の軒先で雨宿りしながらコーラとカップめんで腹ごしらえ。全員が同じようなメニューで可笑しい。香港人ランナーたちと会話ができなかったのが残念だったが、約1時間雨宿りのあと運よく通りかかったタクシーで下山。 ?湾で着替えて、MTRで尖沙咀まで行き、パワージェルを購入してから帰国の途についた。(笑)20時に広州に戻るといつものスーパー銭湯で汗を流し、マッサージのあと食事してから帰宅。自宅着は24時。かなり疲れたが充実した1日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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