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義経千本桜と言う演目
想像してたのと違ったけどちょっぴり涙が出た NHKホールでの公演だったためかあると思っていた音声ガイドがなく 私のような初心者は現代語訳を聞きながら観たかったんだけど 仕方なくイマイチわからん台詞どおりの字幕を ほぉ~ そう読むのか~などと凝視。 危うく人形のほうを見逃すところだった あらすじは 頼朝に追われた義経が静御前を 自分がかくまわれているところまで送って来るように命令した信頼できる家来は 実は化けていた狐だった 静御前の持つ鼓は千年生きた夫婦狐の皮で作られたのだが 化けた狐はその夫婦の子供。 両親恋しさに静御前のお供をしていたのだ! 前半は静御前の前に現れた家来に化けた源九郎狐と静御前の旅の道中、 私には良くわからなかったけど義経への思いや兄を亡くしたその家臣の思いなどの 会話(だったと思う)、鼓と舞。 休憩を挟んで後半は 義経の元に暇をもらっていた当の家臣がごあいさつに… 義経の問いに静御前と旅などしていないと! そこへ静御前が到着。 二人いる佐藤忠信に大騒ぎ。 姿を消した方の忠信を呼び出すべく静が鼓を打つ たまらず姿を表し正体を暴かれた源九郎狐が その鼓は私の両親、 雨乞いのために幼い私から引き離し殺された両親で 400年の間恋しくて晴れた空を見上げては恨めしく思ったこともあると 悲しい胸の内を涙ながらに明かす。 正体を知られたからにはもうそばにはいられないと去ってしまうと いくら打っても鼓は鳴らない! 親狐も悲しんでいるのだ! 裏で聞いていた義経は 実の兄である頼朝にまで疎まれ肉親の愛に餓えていた自分に重ね、 その鼓を持ってゆけと与える それを聞いた源九郎狐はそれはそれは喜んで鼓と共に姿を消した というもの 両親をいかに恋しく思い400年を過ごしたかと言うシーンなんかはもううるうる 言っていることの半分も理解できていたのか疑問だけど 源九郎狐のじたばたと体を身悶えさせて悲しい気持ちを表すシーンで もう悲しくて悲しくて… 更に鼓も悲しんで音を発しないなんて親子の愛だ~!!と。 舞台の演出も楽しめました 最初に狐の狐らしい動きについて説明が。 油断すると犬になっちゃうそうで… 笑 お話が始まってからは御前の鼓の舞の時に 鼓を打つ方がおもむろに出てきて打つ打つ。 打ちおわって鼓を箱に片付けるとその箱から源九郎狐が!! なんで舞台の上でわざわざお片付け??と秘かに思っていたまるですが 思わず おおぉっ!!と声が 狐の姿から人の姿へのへんげの時もスキあらば辛口で…と目をこらしていたけど とにかく見事でした 義経が鼓をあげると言えば屋敷の窓から突然源九郎狐が飛び出した! 更に最後には鼓を受け取った源九郎狐が鼓を抱えて USJのピーターパンのごどく左から右まで空を飛んだ! これにはみなさん大歓声と大拍手! 古くからの芸なのにこんな技も駆使 感激でした お人形については 前回にひざまづいた足はこぶしで作る…など 小学生にも楽しいマメ知識を教えて頂いたのでそれを思い出しつつ お話に入り込むともう動きがお人形に見えない!! そこが当たり前ながらさすがの技術なのですね~ わからないなりにこんどは能と狂言を見に行きます 眠くならないかちょっと不安だけど楽しみにしています~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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