カテゴリ:株の話
今年も残すところあと4日となりました。
2005年は個人的にも、社会的にもたくさんのできごとのあった1年でした。 株式市場はあと2.5日で金曜日の午前中までです。 最近の株式市場の加熱ぶりは、新聞をご覧のとおりです。 今日は自分の勉強の意味でもちょっと過去のバブルを振りかえりつつ バブルについて復習したいと思います。 日経平均の最高値は1989年12月の38915円です。 (よく日経平均が何倍にとか、何分の一にとか新聞にかかれますが、 日経平均の元になる225銘柄は、入れ替えが行われているので、単純に比較することはできません。単純に比較するには市場全体の時価総額で比べるのがわかりやすいと思います。正確ではありませんが、一説によると、すでに株価は1989年のバブルを超えているという話もあります。実際に上場来高値を更新した銘柄もたくさんあります。) この1989年の38915円にいたった過程はどうであったかというと、 まず日本は戦後、高度経済成長というなかで実際に経済規模の拡大を長い間果たしてきました。それにともない株価も長い間右肩あがりでした。ではいったい、どこの段階からがバブルだったのでしょうか。 かなりさかのぼること30年前1974年10月には、日経平均は3355円でした。 それが1981年8月には8019円です。7年で2.4倍です。その後1982年10月まで調整して6849円、そして、その後は7年で38915円までの5.7倍になります。 バブルを見直す上での基点となるのは、やはりこの1982年なるでしょう。この年なにがあったのかというと中曽根内閣成立です。そしてなんと笑っていいとも放送開始。 その後、1986年には株価は18996円をつけます(82年から4年で2.8倍)。この年には、第三次中曽根内閣成立、初代ドラゴンクエスト発売。アイドルの岡田有希子さんが自殺、メンズノンノ創刊、新人類が流行語に。 で、翌年の1987年にNTT株が上場、財テクブーム、竹下内閣発足。そして「ノルウェイの森」発売。携帯電話サービス開始。(関係ないけど、長澤まさみちゃん誕生) いよいよバブルのニオイがしてきました。やはり1987年でしょうか。バブルの始まりは、しかしながら、この1982年から1987年以降も1989年まで、あまりあげピッチは変わっていないのです。 で、結局、過去のバブルの何を参考にできるかというと、バブルのニオイ(世間的にうかれる現象)がでてから、折り返すまでは2年から3年です。それまでは、やはり上がり続けるようです。 現状でバブル的なニオイのするものといえば、ヒルズ族くらいでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年12月28日 07時41分34秒
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